美容師が独立するタイミング・費用・方法・年収とやること12ステップを徹底解説

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美容師が独立するときに知っておきたいこと全部紹介!​

この記事を書いた人

saito 齋藤 FreeST COO
美容師専門採用サービスBeauJobアドバイザー
東京・新宿で店長経験
前職:リクルート

東京の美容学校を卒業後大手美容室を1年で退職。転職を繰り返す中でフリーランス美容師、美容室店長、果ては株式会社リクルートで営業まで経験。転職で人生を楽しく成功したタイプの美容師。

現在は共同創設メンバーとして株式会社FreeSTのCOOを務める傍ら、休日に美容師もやるという仕事が人生的な毎日を過ごしている

\年収800万円の到達方法/

美容師としての独立は、多くの夢とチャンスを秘めた大きな一歩です。この記事では、美容師が独立開業する際に知っておきたい重要なポイントを、一気に解説します。

こんなお悩みありませんか?
  • 独立したいが、最適なタイミングがわからない
  • 開業資金をどうやって調達すればいいか不安
  • 収入がどれくらいになるのか知りたい

独立の種類、適切なタイミングと条件、必要な開業費用、年収の見通し、そして独立のメリットとデメリットを総合的に考察。ぜひ最後までご一読いただければ幸いです。

この記事を読むとわかること
  • 独立に適したタイミングと準備のポイント
  • 必要な開業資金とその調達方法
  • 独立後の年収を上げるための具体的な方法
もくじ

美容師は独立開業できる夢のある仕事

美容師は独立開業できる夢のある仕事

多くの美容師が夢見る独立は、自らの技術とセンスを存分に発揮できる場。個性的なサロンを作り出すチャンスです。自分だけのサービスを提供できるようになるだけでなく、大幅な収入増の王道でもあります。

資格職なので独立イメージが明確

美容師は専門職のため、独立に向けてのイメージが比較的明確です。美容師としてのキャリアを積み重ねることで、独立後の店舗経営に必要なスキルやネットワークを自然と構築できる傾向にあります。

たとえば自分のサロンや系列店から得た情報、トレンドと自サロンの違いなどを肌で感じていれば、開業したいサロンの方向性も見えてくるでしょう。

独立後は一国一城の主になれる

美容師が退職する理由のひとつは独立です。自分の理念に基づいたサロンを開業し、サービスの質や提供方法、内装や雰囲気など、あらゆる面で自分の理想を反映できます。

また、自分でスタッフを選び、育成することで理想のチームを形成することもできます。オーナーとしての責任は大きいものの、その分だけ自分の目標を現実化する喜びも大きいでしょう。結果として経済的な自立やキャリアの充実を実現できます。

独立開業できるタイミングと条件は?

独立開業できるタイミングと条件は?

独立開業を成功させるには、タイミングと準備が不可欠です。「今のサロンが嫌だから」と独立するのは要注意。以下のポイントをしっかり押さえて独立しましょう。

技術と経営ノウハウを学んだ後

美容師が独立を考えるための第一歩は、高度な技術力と経営ノウハウの習得です。美容師国家試験に合格するだけでなく、実践で培われる技術力が必要です。

また、経営ノウハウも重要。中小企業庁の統計によると、新規事業が最初の3年間で倒産する確率は約50%です。倒産を避けるためには、ビジネス計画の策定、財務管理、ブランディングなどの経営に関する知識が必要です。

これらのスキルを身につけることで、独立後の成功の確率を高めることができます。

開業資金が貯まったとき

開業には相応の資金が必要です。資金計画をしっかりと立て、必要な資金を確保してから開業することが肝心。フリーランスや業務委託の場合はほとんど資金を必要としませんが、店舗を出すためには500万円以上の資金が必要です。

開業資金について詳しく述べた記事があるので、気になる方はこちらをご覧ください。

一人で店を回せる集客力が身についたとき

集客力はサロン経営の生命線です。集客サイトを活用した宣伝や、リピーターの獲得戦略など、効果的な集客方法を身につけ、一人で店を回せるだけの指名客をつけてからの独立が理想的です。

独立しただけでお客様を増やすことは困難。すでに在籍しているサロンの力も借りつつ個人集客力を伸ばしましょう。

自分のやりたいお店のコンセプトが決まったとき

独自のコンセプトは、競争が激しい美容業界で他のサロンと差別化するために必要です。提供したいサービス、アピールする客層を明確にし、それに基づいたコンセプトを確立することが重要です。ビジョンが固まった時が、独立の適切なタイミングと言えるでしょう。

コンセプトづくりはブランドづくりの基礎。独立を決意したらコンセプトを細かく作っていきましょう。

独立の種類は?

独立の種類は?

美容師が独立する際には、いくつかの形態があります。それぞれに特徴とメリットがあるため、自分の目指す美容師像に合った選択をすることが重要です。

一人美容室の開業

一人美容室の開業は、独立の形態の中でも特に個人の技術とサービスが反映される形態です。この形態では、美容師が単独でサロンを運営し、直接お客様と関わりながらサービスを提供します。

一人美容室のメリットは、経営の自由度が高く、自分の理想とするサロンのコンセプトを実現しやすいことです。ただし、一人で全ての業務を担うため、経営、財務、マーケティングなど多岐にわたるスキルが求められます。

一人美容室の開業について詳しく知りたい方はこちらの記事からご覧ください。

フランチャイズオーナーになる

フランチャイズオーナーになることは、開業するもう一つの選択肢です。フランチャイズシステムを利用することで、確立されたブランド名、経営ノウハウ、サポート体制を受けられます。

フランチャイズは独立開業のリスクを低減し、効率的に事業を展開することが可能になります。しかし、フランチャイズシステムでは、本部の方針に従う必要があります。経営の自由度は、リスクと引き換えに一人美容室よりも制限されるでしょう。

美容室での業務委託

美容室での業務委託も独立の一形態です。美容師は特定のサロンと業務委託契約を結び、サロンでサービスを提供します。

この方法は自分でサロンを持たずに独立した働き方を実現できるため、開業資金が少ない場合や独立初期の段階に適しています。ただし、サロンとの契約内容によっては売上の一部をサロンに支払う必要があるため、収入は変動しやすいです。

フリーランス(面貸し・シェアサロン)

フリーランスとして独立する方法には、面貸しやシェアサロンがあります。面貸しでは、サロンの席を借りて独立して業務を行います。シェアサロンでは、複数の美容師が共同でスペースを利用します。フリーランスも業務委託同様、少ない初期投資で柔軟な働き方が可能です。

ただし、サロンの運営方針や他の利用者との調整が必要になることもあります。面貸しやシェアサロンについて詳しく知りたい方はこれらの記事をご覧ください。

一人美容室の開業に必要な費用は?

一人美容室の開業に必要な費用は?

一人美容室を開業する際の費用は、サロンの規模や立地、内装などによって大きく変わります。一般的な費用の相場と、資金調達の方法について解説します。

開業費用は約500万円から〜

一人美容室の開業には、さまざまな費用が発生します。相場としては約500万円からが目安です。

この費用には、店舗の賃貸料、内装や設備の購入、初期の運転資金などが含まれます。店舗の場所や規模、内装の豪華さによって開業費用は大きく異なります。また、事業を始める前に必要なライセンスや保険の手配にも費用がかかります。

初期費用について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

開業するなら融資も受けよう

開業資金の調達には自己資金だけでなく、融資の活用も検討すべきです。政府や地方自治体が提供する中小企業向けの融資制度や、民間金融機関からの借入れが可能です。

これらの融資制度は、比較的低い利率で資金を調達できるため、資金繰りの負担を軽減できます。ただし、融資を受けるには事業計画の提出が必要で、計画の実現性が重要視されます。適切な事業計画を作成し、融資機関を説得する準備が必要です。

事業計画書の書き方について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

美容室の独立開業を12ステップで解説!

美容室の独立開業を12ステップで解説!

美容師が独立するとき、特に店舗を持つ場合は以下のステップを踏んで進めていきましょう。

STEP
市場調査

エリア内のサロンの数や規模、提供しているサービスの種類を徹底的に洗い出しましょう。

STEP
コンセプト設計

市場調査で得られた情報を踏まえ、メインターゲットとなる客層に合ったコンセプトをうち出しましょう。

STEP
事業計画の作成

事業の収支予測や資金調達の方法、マーケティング戦略、事業を運営するうえでのリスクなど、事業の運営を具体的にしましょう。

STEP
物件選び

初期費用や毎月かかる家賃など、資金面での条件のほか、競合店の有無やアクセスの良さなど、考えるべき点が多くあります。

STEP
資金調達

自己資金と融資を組み合わせて、開業に必要な初期費用と運転資金を確保しましょう。

STEP
大型器材の選定

コンセプトにあうデザインの器材を、予算の範囲内から選定しましょう。内装・外装の工事が始まる前には発注が完了し、同タイミングで設置ができるようにしましょう。

STEP
工事

できるだけ理想に近く、できるだけ安く済ませるために、複数社の見積もりを取るようにしましょう。

STEP
器具・備品・薬剤の選定

一度全て洗い出しリスト化するようにしましょう。納期や単価、送料などに違いがあるケースもあるため、複数社で検討しましょう。

STEP
スタッフの採用

サロンのコンセプトに合った人材に応募してもらうためにも、コンセプトが明確な広告を出しましょう。

STEP
保健所・消防署・税務署での手続き

まず、保健所ではサロンの開設届が必要です。 管轄の保健所から確認検査を受け、営業許可を得なければサロンは営業できません。消防署では消防検査があります。

STEP
集客開始

サロンがオープンする日までに広告を行い、初日から満席になっているのが理想的です。

STEP
事前のシミュレーション

できれば、知り合いや友人を招き、実際に施術を行ってみましょう。頭で考えるだけでは浮かばない問題点も、実際に施術を行うことで見えてくるかもしれません。

これらの準備が整ったら晴れて開店!各ステップについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

美容室オーナーの年収は?

美容室オーナーの年収は?

美容室オーナーの年収は、倒産寸前の極貧から数千万円以上まで、経営状況によって変わります。ここでは基本的な考え方をおさえておきましょう。

年商=年収ではないことに注意!

年商はサロンの総収入を指し、ここから経費、人件費、税金などが差し引かれた後の金額がオーナーの年収となります。融資も受けている場合は利子を含む返済も経費のうちです。必ず予算に組み込みましょう。

理想は家賃の低い立地で高単価なメニューを提供することで、利益を最大化するビジネスモデルです。とはいえまずは集客です。これまで勤めていたサロンのブランド力や看板はもう使えません。

自分にファンを作り、サロンのブランドを確立していきましょう。

最初に目指すべきは平均年収326万円

厚生労働省の令和4年度統計によると、美容師を含む生活関連サービス業の平均年収は326万円。

新規開業のサロンでは、最初の目標として、業界平均の年収である約326万円を目安にすると良いでしょう。初期の数年は利益を再投資することが多く、個人の取り分が少ないこともあります。しかし、サロンが安定してくれば、実質的な年収は徐々に上がっていきます。

高収益店舗なら年収1,000万円超も

高単価のサービスを提供するプレミアムサロンや、大きな客数を抱える店舗では、オーナーの年収が1,000万円を超えることも珍しくありません。このような店舗では、効率的な運営と高い顧客満足度が求められます。

ブランド価値が高く、リピーターが来るグループのオーナーは採用から集客まで、ビジネス全体でムダのない運営をしています。

美容師が独立するメリット

美容師が独立するメリット

美容師が独立するときにはメリットに惹かれているはず。今一度洗い出して考えてみましょう。

年収アップのチャンス

独立することで、売上を収入に直結できます。従業員として働く場合と比較して、努力と成果が直接的に年収に反映されるため、高い収入を目指すことが可能です。

特に独自のサービスや高い技術力がある場合、アピール次第では大幅な収入増が望めるでしょう。しかし、技術があるだけでは集客できません。サロンの魅力をお客様に感じてもらって、はじめて収入となる集客がかないます。

望み通りの働き方・コンセプトが作れる

独立することで、自分の理想とするサロンのコンセプトや働き方を実現できます。サービスの質、営業時間、取り扱う商品など、全ての決定を自分で行えるため、自分のビジョンに沿ったサロンを創ることが可能です。

また、ワークライフバランスの調整もしやすくなり、プライベートと仕事の両立が図りやすくなります。美容師が離職する大きな理由でもある人間関係からも解放されます。

美容師が独立するデメリット

美容師が独立するデメリット

一方で、独立にはいくつかのデメリットも存在します。これらを理解し、対策を講じることが、独立後の成功につながります。

事務作業や採用などもやる必要がある

独立すると、美容師としての業務だけでなく、経理、人事、マーケティングなど多岐にわたる業務を自ら行う必要があります。これらの事務作業は時間がかかるため、管理ツールの導入や、税務紙などの専門家を利用することが重要です。

育てたスタイリストが辞めていく

自分のサロンでスタイリストを育成することは、オーナーとしての大きな役割ですが、育成したスタイリストが独立するなどして辞めていくこともあります。スタッフのキャリアサポートや働きやすい環境作りが、定着率を高めるためには必要です。

自力で資金繰りをする必要がある

独立すると、資金繰りも自己責任となります。不安定な収入や予期せぬ出費に対応するためには、財務管理のスキルが求められます。立ち上げにあたっては事業計画書を作り、理想の経営計画と現実的な経営計画の両方を考えましょう。

体調管理や安全管理もコストのうち。保険の費用なども考えて慎重な資金計画を組む必要があります。

まとめ

美容師として独立を目指す際、成功への道は多くの要素によって形成されます。本記事では、独立の種類、開業に適したタイミングと条件、開業費用、オーナーとしての年収見通し、そして独立に伴うメリットとデメリットを詳しく解説しました。さらに、実際の開業までを12ステップで分かりやすく説明しています。自分自身のサロンを持つ夢を実現するためには、これらの情報を基に計画的に進めることが重要です。今回の記事が、あなたの独立への大切なステップとなり、夢の実現に貢献することを願っています。

よくある質問

美容室を開業する際の最適な立地はどう選ぶべきですか?

ターゲットとなるお客様が多く訪れるエリア、交通の便が良い場所が理想的です。具体的には、商業地域、住宅地域近くの商店街、駅近くなどが良いでしょう。また、周辺の競合状況も考慮して選ぶことが重要です。同じようなコンセプトが多い地域に出店すると価格競争に陥りがちです。

美容室の独立開業に際して、保険への加入は必要ですか?

はい、必要です。特に、賠償責任保険や事業継続保険に加入することをおすすめします。これらは万が一の事故や災害時に、経済的なリスクをカバーしてくれます。また、従業員を雇う場合は労災保険の加入も義務付けられています。

美容室の開業資金を効果的に集める方法はありますか?

自己資金、銀行融資、政府の支援制度の活用が一般的です。クラウドファンディングや個人投資家からの資金調達も選択肢の一つです。また、資金調達が難しい場合は、面貸しなどを利用することで、初期投資を抑える方法もあります。

美容室開業後、スタッフの採用と育成において重要なポイントは何ですか?

スタッフ採用には、専門スキルだけでなくチームワークや店舗のコンセプトに合う人物を選ぶことが重要です。育成では、定期的な技術研修やキャリアパスの提供が効果的です。また、ポジティブな職場環境を作り、定期的なフィードバックを行うことで、スタッフのモチベーションを高めることができます。

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