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美容室を経営する上で、集客は大きな課題の一つです。
- 競争が激化し、新規集客が難しい
- 技術だけでは集客に限界を感じる
- 情報があふれていて、他店との差別化が困難
この記事では、集客の悩みに対する解決策として、美容室の現状や課題、2024年におすすめ集客ツールの活用方法について詳しく解説します。
- 効果的な集客ツールの使い方
- 集客サイトやSNSの活用法
- 利益を上げるための戦略
美容室の集客の現状とは?


集客方法は非常に多様化しており、ホットペッパービューティーなどの集客サイトだけでなく、SNSやアプリも重要な集客方法になっています。サロンが効率よく集客するために自分のサロンの強みをうまくお客様に伝える必要があります。
たとえば50、60代向けのサロンが、若年層が見るInstagramだけで集客していても、集客効果は低いでしょう。インターネットをあまり使わないお客様に対してはチラシや看板など、オフラインでの活動が有効になります。
サロンが強みを活かすためには、客層に合わせて最適なツールを選ぶ必要があります。
美容室の集客における課題とは?


競争が激化し、技術だけでは十分な集客が難しいのが現在の美容業界です。ここでは具体的な課題について詳しく紹介します。
美容院自体が増えている
現在、美容院の数が増加し続けています。厚生労働省から2023年10月31日に出された令和4年度衛生行政報告例によると、美容室の数は前年に比べ5,666施設(2.1%)増加しています。
特にコロナウイルスの影響もあってか、一人美容室の割合が増えています。そもそも美容師の多くが独立を目指す傾向にあるのも、増加傾向の原因の一旦です。
美容室が増えると、競争が激化し集客が難しくなるという課題が生まれます。美容室の数が増えると、お客様の選択肢も増え、特定の美容室に固定しにくくなるため、集客が困難になります。
技術力だけでの集客が難しい
技術力が高いことは美容室にとって非常に重要です。しかし、技術だけでは十分な集客が難しい現状があります。
高い技術力を持っていようと、世間に発信しなければ伝わらないのが現状です。お客様は様々な媒体から情報を得ています。お客様が情報を持っていなければ、そもそも選択肢になることすらできません。
さらに、他の美容室も同じように高い技術力を持っている場合、技術だけでの差別化は難しくなります。美容室は技術力に加え、マーケティング戦略やサービスを強化し、総合的な魅力を高める必要があります。
情報があふれていて差別化の必要がある
現在のインターネット社会では多くの情報があふれています。SNS等を通じて、多くの美容室が情報を発信しているため、お客様にとって選択肢が多すぎる状況が生まれています。
このような環境では、美容室は他と差別化するためのアイデアを常に考える必要があります。たとえば、独自のサービスを提供する、SNSでの情報発信を工夫する等が効果的です。
ただ情報を発信するだけでなく、「誰に向けて、どのように、いつ、どんな情報を、なぜ、どの媒体で」といった5W1Hを意識した発信が求められます。
クーポンによる価格競争で利益が上がりづらい
低価格なクーポンを利用した価格競争も大きな課題です。多くの美容室が新規のお客様を獲得するためにクーポンを発行していますが、利益率を低下させるリスクがあります。
低価格なクーポンを利用することで一時的に集客が増えることはありますが、長期的には利益が減少し、経営を圧迫する可能性があります。また、低価格なクーポンを利用するお客様は価格重視の傾向があり、リピーターになりにくいことも課題です。
そのため、価格競争に頼らない集客方法を模索し、リピーターを増やすための施策を強化することが重要です。また、クーポンを利用する際には、過度な値下げをしないように意識しましょう。
美容室が集客に使えるツールをご紹介


美容室の集客にはさまざまなツールが役立ちます。効果的なツールを紹介し、集客効果を最大化するための方法を詳しく解説します。
集客の王道!集客サイトへの登録
美容業界の集客では、集客サイトをいかにうまく扱えるかに掛かっています。ホームページを持っていなくても集客サイトに登録しているサロンが多いのも、集客サイトのSEOが非常に強いためです。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略。サイトを検索上位に表示させるために行う対策。
この対策を行うことでGoogleなどで検索したときにサイトが上位表示されます。
お客様の目に留まることが増えサロン集客につながります。
今回は数ある集客サイトの中でも、私が実際に運用して効果が高かったおすすめのサイトを5つご紹介します。
国内最大級のホットペッパービューティー
まずはトップページだけで月間約4,450万回のアクセスを誇るホットペッパービューティー。ヘアサロンだけで56,000店以上が掲載され、年間1億件以上の予約が行われている国内最大級のサービスです。私のサロン運営経験上、最も集客力の高い集客サイトです。
サイト内では店舗単位の集客だけではなく、スタイリストごとのページの打ち出し方で指名客を作ることも可能。「こだわりページ(プラチナ・バリュープラン限定)」を使えば、店舗のコンセプトや薬剤について詳しく説明できます。
運用方法を理解すれば導入初月から多大な効果を得られます。また、新規オープンのサロンも「NEW OPEN/NEW FACE」という特集で集客力を高められます。
- ブログ機能
- スタイル写真ページ
- スタイリストページ
無料で高い効果を得られるGoogle ビジネス プロフィール (旧Googleマイビジネス)
Google ビジネス プロフィールは、無料で登録できる上、高い集客効果を期待できるツールです。Google検索やGoogleマップに美容室の情報を表示することで、地域の潜在顧客に直接アプローチできます。
特に、口コミ機能を活用することで、お客様からの信頼を得ることができます。また、営業時間やサービス内容を詳細に記載することで、検索結果に表示されやすくなります。
美容室のメインとなるお客様は、やはり地域の方々です。「近くに美容室ないかなぁ」と、エリアや地図検索で上位に表示する対策は「MEO」と呼ばれます。
- 開設無料・予約手数料無料
- 大手サイトより検索上位に表示される
- 充実した基本機能
MEO(ローカルSEO)はMap Engine Optimizationの略称。
Googleビジネスプロフィールを使ってGoogle検索や地図検索で優先的にマップ表示されるようにする対策。
この対策をすることによりGoogleマップなどで上位表示されるようになります。


個人単位で集客可能なminimo
minimoは、個人単位での集客が可能で、新規のお客様を効率的に獲得できます。最初はアシスタントの練習モデルを集めるためのアプリでしたが、驚異的な成長速度で集客アプリとしての座を確立しました。
minimoを活用することで、自分の技術やサービスをアピールしやすくなり、個人美容室でも効果的な集客が期待できます。特に、キャンペーン機能を利用して、期間限定の特典を提供することで、新規のお客様獲得を促進できます。
元々はカットモデルになる代わりに格安で髪を切りたいというお客様が多い激安路線でしたが、最近は適切な集客をすれば単価10,000円以上のメニューでも予約が入るようになりました。
- スタッフ単位での登録で指名客が作れる
- 売り上げに応じた割安の手数料(最大660円/件)
- 10~20代の女性が利用者の9割
ポイント活用で男性ユーザーも多い楽天ビューティー
楽天ビューティーは、楽天ポイントが利用できるため、幅広いユーザーが登録している集客サイトです。
私の経験上、メンズ集客に大きく貢献してくれた集客サイトは楽天ビューティーです。サービス単体の利用者はホットペッパービューティーやminimoと比べると少なめですが、掲載件数が少ないことを逆手にとって価格競争から逃れることも可能。
「楽天ポイントが貯まっているし、これで髪でも切るか」というお客様を取り込め、楽天市場の会員層にアプローチしやすくなります。ポイントプログラムを活用することで、リピーターの獲得にも効果的です。
また、価格形態がわかりやすく、始めるデメリットやリスクが少ないことも特長です。
ネット予約
- 施術料×10%/件(税別)
電話予約
- 1,000円/件(税別)
- 電話転送システム料:300円/件
- 成果通話料:30円/分
- 成果報酬制で固定費ゼロ
- 楽天経済圏と相性がいい
- メンズ集客に強い
お客様からの信頼も厚いOZmall
編集部スタッフが実際に内観等を見学し、厳選した施設のみを掲載する「OZmallプレミアム ヘアサロン予約」は信頼が厚く、高単価のメニューが予約されやすい傾向にあります。
対象となるのは東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋にあり、カットメニューがあるサロンのみですが、高品質、高付加価値なサービスに自信のあるサロンはチェックしておきましょう。
特に、30代の女性ユーザーに人気があり、「見せ方」のプロである出版社が運営していることもポイント。宿泊や食事など、幅広い女性向けの情報を掲載しているため、取り上げられればライフスタイルの一部として華やかに認知してもらえるでしょう。
- 30代女性からの信頼が厚い
- 高単価のメニューが予約されやすい
- 「見せ方」のプロである出版社が運営している
SNSでの情報発信
Z世代以下の方にとって、SNSは情報発信と同時に情報収集の場として活用されています。
世間の「ググらない」イメージとは反対に10代は検索エンジンを使いこなしていますが、そんなイメージを作り上げるほどにSNSは情報収集における存在感を高めています。
近年では40代以上のでもSNSでサロンを探す方が増えてきています。Instagramなどで白髪ぼかしハイライトなどが多くみられるのもこのためです。
ビジュアルで視覚に訴えかけられるInstagram


Instagramは、写真や動画などの視覚的なコンテンツが中心のSNSであり、美容業界と相性の良いツールです。写真や動画を使って美容室の雰囲気や施術のビフォーアフターを視覚的にアピールすることで、お客様の興味を引くことができます。
たとえば、カットやカラーの実例を投稿することで、技術力を直接伝えることができます。また、ハッシュタグやリール機能でで、より多くのユーザーにリーチしやすくなります。
労力をかけてでも本気でブランディングする、本気でサロンの集客力を上げることが目的であればInstagramです。オシャレな写真を撮ってアップすれば満員御礼…とはいきませんが、SNSを使ったサロン集客の王道です。
個人単位での集客も可能であり、一人美容室やフリーランスの美容師にもおすすめです。また、基本は無料で使えるため、始めるのにリスクがないのも大きな魅力の一つ。
運用で成果を出すには短くても半年と時間がかかります。難易度は高めですが、インスタ集客は美容師の憧れ。DM機能もあり、採用力も高まるインスタは本気で取り組めば大きな成果を出せる可能性のあるアプリです。練習と一緒で毎日欠かすことなくコツコツ取り組みましょう。
個人のスマホに情報発信が可能なLINE公式アカウント


LINE公式アカウントは、美容室が直接お客様に情報を発信できるツールです。LINEは日常的に多くの人が利用しているため、タイムリーに情報を届けることができます。
たとえば、新しいキャンペーンやお得な情報をLINEで配信することで、お客様の来店を促進できます。また、個別のメッセージ対応も可能なため、お客様との信頼関係を築くのにも役立ちます。
LINE公式アカウントであれば予約管理にも使えます。導入が簡単で使い勝手が良いのも魅力です。
- 定期的な情報発信
- クーポン配布
- 予約管理
若い世代を中心に動画で訴求できるTikTok


垢抜けない人を変身させる動画が流行ったTikTok。特に若い世代に人気のあるSNSで、短い動画で効果的に訴求できます。
美容室がTikTokを活用することで、トレンドに敏感な若い層をターゲットにした集客が可能です。たとえば、施術の過程やヘアアレンジの方法を動画で紹介することで、視覚的に訴えかけることができます。
また、バイラル性が高いため、バズを狙って情報を発信し、一度ヒットすれば多くの人に拡散される可能性があります。店舗やホットペッパービューティーへ誘導することで一気にお客様を増やす集客方法があります。
人気の高まった美容師が一気に新規開店までお客様を増やしたこともあり、夢のあるアプリです。一方で同じやり方に多くの人が集まってしまい、現在は競争がとても激しいのも現実。面白く、人目に留まる動画を作れるサロンにはお勧めです。
幅広く技術力をアピールできるYouTube Shorts


YouTube Shortsは、短い動画形式のコンテンツを投稿できるツールです。美容室が技術力をアピールするのに適しており、カットやカラーの過程を簡潔に紹介することで、幅広く技術の高さを伝えることができます。
Z世代が最も多くの時間を費やす(ソース)アプリ上で集客できることがYouTube Shortsの魅力。60秒という短い時間内で魅力を伝えきりましょう。
YouTubeは検索エンジンとしても強力ですが、YouTube内の動画再生アルゴリズムは複雑で、狙い通りにお客様のもとへ動画を届けるのは至難の業。一方で人気アカウントの動画は一気に視聴回数が伸びます。
難易度はTikTokとほぼ同じ。TikTok以上に多様な動画が投稿されているため、ブランディングには戦略と技術が必要です。


自社ホームページの開設に使えるツール
サロンの魅力を発信する手段としてホームページも有効です。集客サイトとは異なり、自分で好きなようにカスタムして情報を入れられるため、サロンの強みを最大限お客様に伝えられます。
また、融資などの際にもホームページがあると信用に繋がるため、多店舗展開等の際に資金を得たい場合、ホームページは強い味方となります。
自由度が高く本格的なHPが作成できるWordPress
WordPressは世界最大手のホームページ制作ツール。初心者が思いつくことは大体何でもできる高い自由度と、比較的簡単に見栄えのいいホームページを作れることが特長です。
Web 上の43%のサイトが WordPress を使っています。個人ブログから大規模なニュースサイトまで用途はさまざまです。
wordpress
○○.comなどの独自ドメインも、重複しなければ自由に取得できるため、独自性のアピールに最適です。
当サイトもWordPressで制作しています。WordPress自体はインストールしてすぐに使えるソフトではなく、契約したサーバーにインストールして使います。
画像や動画の挿入はもちろん、プラグインが豊富なためSEO対策もしやすく、さまざまな機能を持ったサイトを作ることでお客様に上質な検索体験を提供できます。


一方で他のアプリと比べて要求される技術レベルは少し高め。手続きが少し難しいと感じる方は次に紹介するペライチがおすすめです。
安価でビジュアルの良いページを作れるペライチ


ペライチはサーバーに契約することなくホームページを作るだけでなく、決済も含めたWebサービスをプログラミング不要で作れるサービス。
さまざまなスマホ対応のテンプレートを選べるため、短期間で、自分で、それなりのホームページを立ち上げたいと思っている方には今もっともおすすめできるツールです。
プランは以下の通り。予約機能を搭載して自由にカスタマイズしたい場合はビジネスプランかプロフェッショナルプランを選択するといいでしょう。クレジットカードの決済手数料も3.5%~と良心的です。
| フリープラン | ライトプラン | レギュラープラン | ビジネスプラン | プロフェッショナル プラン | |
|---|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 0 | ¥1,465 | ¥2,950 | ¥3,940 | ¥6,910 |
| ページ数 | 1 | 3 | 5 | 20 | 20 |
| 広告 | あり | なし | なし | なし | なし |
| 決済手数料 | 6%+40円 | 6%+40円 | 3.5,3.9% | 3.5,3.9% | 3.5,3.9% |
| 独自ドメイン | 付加 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
| 予約機能 | なし | なし | なし | あり | あり |
| その他 主要機能 | メルマガ セミナー | メルマガ セミナー 拡張予約 AIアシスタント |
プランごとの機能詳細はこちらのページで見られます。


オンライン集客の要であるWeb広告
オンラインで集客するためにはWeb広告が欠かせません。広告にお金がかかるのを嫌がる美容業界のオーナー様は多いです。
しかし、集客力が低い状態が続けば固定費が利益を圧迫し続けます。適切な広告利用は中長期的に見ればコストの削減にもつながります。
今回は4種の広告方法を紹介・解説します。
多くの人目に付きやすいGoogle広告
Google広告は検索連動型の広告。サロンの場合、3種類の広告で検索しているお客様候補にアピールできます。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- ローカル検索広告
リスティング広告
リスティング広告はGoogle検索したときにトップに出てくる広告です。特定のキーワードに対して広告を表示することで検索しているお客様の目に最初に触れる広告で、認知度アップが狙えます。
広告掲載料は成果報酬型ですが、見られた回数に応じて料金を支払う「CPM」と、クリックに応じて料金が発生する「CPC」があります。
SEOをお金で解決できるリスティング広告ですが、同時に内容も充実させて、一度獲得したユーザーを離脱させないように心がけましょう。


認知を高めたい場合はCPCを選んで見られただけでは費用が発生しないようにし、サイトを開いてほしい場合にはCPMで見られただけではコストが発生しないようにしましょう。


ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はウェブサイトやアプリのバナーとして表示される広告です。メリットは視覚的な訴求力が高く認知を獲得しやすいわりに比較的クリック単価が安いことです。
デメリットは「うざい」と思われがちなことと、予約につながりにくいことです。記事内の広告を好んでクリックしたことのある方は少ないと思います。
それでもGoogle広告はターゲティングが可能なため、関心度の高い人に向けて広告を発信でき、サロンの認知度アップにつながります。


ローカル検索広告
ローカル検索広告は地名検索が行われたときに表示される地域密着型の集客に効果的な広告です。リスティング広告に似ており、MEOのトップにでてきて、お客様の検索欄に飛び込むことができます。
たとえば、「渋谷 美容室」など、地域名を含む検索キーワードに対して広告を出すことで、地元のお客様に認知してもらいやすくなります。
MEO(ローカルSEO)はMap Engine Optimizationの略称。
Googleビジネスプロフィールを使ってGoogle検索や地図検索で優先的にマップ表示されるようにする対策。
この対策をすることによりGoogleマップなどで上位表示されるようになります。


課題は競合の多さ。ローカル検索広告を打つ必要があるほど競合が多い場合、競合もローカル検索広告を打っているため上位に表示させることが難しくなります。MEOと並行して行うべき広告です。


ストーリーやタイムラインに挿入できるInstagram広告
Instagram広告はInstagramのストーリー欄やタイムラインに挿入できる視覚的な訴求力が高い広告です。動画、静止画、文字を自由に組み合わせて広告を打てるため、自サロンのイメージをわかりやすく伝えられます。
サロンとInstagramは客層がかぶりやすい上、最近はInstagramを情報収集の方法として活用している人が多い点も魅力。画面内に占める広告の割合が高くなる点はGoogle広告との大きな違いです。
また、タイムライン広告は比較的自然にフィードに溶け込むため、ユーザーが違和感なく情報を受け取ることができます。
Instagram広告もターゲティングが可能なため、興味のある人を狙い撃ちにして広告出稿できます。




男性や高年齢層を狙えるYahoo!広告
Yahoo!広告はYahoo!の検索やトップ画面などに広告を表示できるサービスです。
強みはターゲティング。月間800億以上のページビューから生まれる膨大なデータベースを活用して行われる広告のターゲティングは精度が高く、さまざまなジャンルで活用されています。
Google広告とYahoo!広告は出稿先が違うため、利用者層も違います。
Googleは若年層と女性の利用者が多く、Yahoo!は高年齢と男性の利用者が多いです。自サロンのお客様層と合わせて出稿先を検討するといいでしょう。


リピーター集客に効果的なメール配信メール配信
メール配信は、すでに一度メール登録してくれた人がターゲットになります。定期的にニュースレターや特別キャンペーン情報を配信することで、既存のお客様との関係を維持し、再来店を促進できます。
たとえば、誕生日クーポンや定期的な美容情報を提供することで、お客様に特別感を感じてもらうことができます。
メルマガは読み飛ばされがちですが、それはどの広告でも同じ。リピーター獲得のためにメールは役立ちます。お客様との接点を保ち、忘れられないためにもメールを使いこなしましょう。
ちなみにホットペッパービューティ内にもメルマガ機能があることをご存じですか?実は集客に使えていないサロンが90%以上です。早めに覚えておいて損はないでしょう。
集客に役立つWebツール
直接の集客ツールではありませんが、集客に役立つWebツールを紹介します。
自社サイトの分析に必須のGoogle Analytics/Search Console
Google Analytics(GA4)とGoogle Search ConsoleはSEO分析に必須のツールです。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略。サイトを検索上位に表示させるために行う対策。
この対策を行うことでGoogleなどで検索したときにサイトが上位表示されます。
お客様の目に留まることが増えサロン集客につながります。
Google Analyticsを利用することで、サイトに訪れた方の行動や流入経路を詳細に分析できます。たとえば、どのページがよく閲覧されているか、どの広告が効果的かを把握することができます。
Search Consoleは、検索エンジンからのアクセス状況やキーワードのパフォーマンスを確認できるため、SEO対策に役立ちます。
GA4とSearch Consoleは少し慣れが必要ですが、Web上における自サイトの状態を把握するために欠かせません。非常に多機能な無料サービスですが、今回はよく使う機能を紹介します。
- 検索時の表示回数・表示順位
- アクセスしている人の属性
- ユーザーのサイト滞在時間、離脱ページ等
サイトがどの位置に表示され、どんな人が訪れ、何を見て去っていったか分析することで、サイトの品質を高められます。ホームページは開設すればお客様が訪れる魔法の杖ではありません。地道な分析と改善でSEOを高めましょう。


画像や動画作成の強い味方となるCANVA
CANVAはProプランを月額1,400円で使用できる強力な画像・動画作成サービスです。他のサイトでは数万円するような画像や映像を定額で使い放題。デザインのテンプレートも数えきれないほどあり、SNS用の投稿作成から看板のデザインまでこなせます。
画像や動画の編集も簡単にできるため、編集やデザインの知識がなくてもオシャレなバナーなどを作れます。名刺やフライヤーなどを作って印刷を頼むことも可能。手元に高品質なプリンターがなくても高品質な宣材が手元に届きます。
このサイトに使用している画像も、ほとんどCANVAで作成しています。
SEO対策における秘密兵器ラッコキーワード
本当はいちばん教えたくないWebサービスのラッコキーワード。SEO対策の秘密兵器です。検索に強いサイトの情報やその中身など、SEOに役立つ情報がこれでもかと見えてしまうので怖くなるレベルです。
検索キーワードのアイデアを簡単に見つけることができるため、効果的なコンテンツ制作が可能になります。たとえば、美容室に関連する人気のキーワードを調査し、そのキーワードを基に記事やブログを作成することで、検索エンジンからの集客を増やすことができます。
有料プランではAIを使った分析も可能。「この見出しがダメならこっちでやってみよう。いや、競合はこんな記事を作っているぞ」など、多くの情報でサロンのSEOをサポートします。
オフラインで使える集客ツール


アプリや検索広告の発展でオンラインでの集客は重要さを増す一方ですが、サロンは地域密着型の商売。近隣の方がメインのターゲットになるため、オフラインでの集客も継続しましょう。
地域のお客様とつながりを持てるポスティング
地域のお客様とサロンがつながりを持てる手段のひとつがポスティング。チラシを配布することで、美容室の存在を地域の住民に知らせることができます。特に、新規オープンやキャンペーン情報を告知する際に有効です。
自分でチラシを入れに行ける距離=お客様が来店できる距離です。地域のお客様に自サロンを認知してもらい、足を運んでもらいましょう。
ポスティングには印刷費用がかかりますが、広告掲載料や手数料はかかりません。掲載できる情報も自由です。認知してもらえるお客様の数は限られますが、来店の可能性が高いお客様でもあります。
たとえば、特別割引クーポンを配布することで、新たなお客様の来店を促すことができます。ポスティングを活用することで、地域密着型の集客を実現できます。
1度来たお客様に覚えてもらう名刺
名刺はリピーター集客の力強い武器です。ヘアサロンの平均来店頻度は3か月。数か月後に髪を切りたいと思ったとき、もう一度おすすめのサロンを探すのはお客様にとって大きな手間です。
デザイン性の高い名刺を渡すことで、美容室やスタイリストの印象を強く残すことができます。施術を気に入ってくれたお客様から名刺を頼りにリピートの予約をしてもらえます。
名刺には連絡先やスタイリストの名前を必ず載せましょう。「もう一度○○さんにやってほしいのだけど…」という感情はファンづくりの大きな一歩。
施術に自信があるサロンは特に名刺を渡してリピーター率を高めましょう。競合の多い地域ではリピーター率が経営の安定を左右します。
オフラインで最も広く認知される雑誌・新聞広告
雑誌や新聞広告は、広範囲に認知を広げるための伝統的な手段です。多くのお客様に認知してもらうために雑誌や新聞は強力な媒体です。
コストは他の媒体よりも高くなりますが、消えにくいという利点があります。チラシはゴミ箱直行という家庭も多いですが、雑誌や新聞は読むためにお金を払っている商品です。
地方紙や小規模な雑誌、地域の行政などが発行しているフリーペーパーなどであれば、全国紙に比べて安く広告出稿が可能です。
また、雑誌であればすぐには捨てず、しばらく経って暇なときに読み返すという場合も多いでしょう。ちなみに私は編集部のおすすめ喫茶店がたくさん掲載されている雑誌を買い、いつもその雑誌を見て出先の喫茶店を選んでいます。
低単価で効果を得られる立て看板
立て看板は、低コストで効果を発揮する集客ツールです。美容室の前に設置することで、通行人に対して視覚的にアピールできます。
特に、目立つデザインやキャッチーな文言を使用することで、興味を引きやすくなります。たとえば、当日のキャンペーンや特別メニューを立て看板で告知することで、来店を促すことができます。
チラシやリーフレットを立て看板に付けておくことで、お客様が情報を持ち帰ることができ、当日の来店が難しい場合でも自宅で思い出してくれる可能性があります。
デザインや書く内容を考える、実際に書く手間はありますが、慣れてくると数十分で書けるようになります。
立て看板は比較的安価で購入ができ、使い回しができるツールです。立て看板を活用することで、コストを抑えながら集客効果を高めることができます。


集客ツールを選ぶ際のポイント


集客ツールを選ぶ際には、料金や使いやすさ、ターゲットに合わせたツールの選択が重要です。ここでは、ツール選びのポイントを解説します。
利用料金を比較しよう
集客ツールを選ぶ際には、利用料金の比較が重要です。ツールごとに料金体系が異なるため、予算に応じた選択が必要になります。
たとえば、SNSやGoogleビジネスプロフィールは無料で始められる一方、ホットペッパービューティーのような大規模なプラットフォームは掲載料がかかることがあります。
事前に利用料金を確認し、費用対効果を見極めることが重要です。どのくらいの費用をかけ、どのくらい利益になれば良いのか損益分岐点をしっかり計算し、利益目標に達しない場合はどうするのか等の施策を考えておきましょう。
また、無料ツールも有効に活用することで、コストを抑えつつ効果的な集客が可能です。
サロン・ユーザーの使いやすさを比較しよう
集客ツールの選択には、サロンとユーザー双方の使いやすさも考慮しましょう。サロンにとって使いづらいツールは運用が長続きしづらく、お客様にとって使いづらいツールは集客効果が少ない傾向にあります。
たとえば、Google ビジネス プロフィールは登録が簡単で、ユーザーも検索しやすいツールです。一方、SNSの公式アカウントは、情報発信に手間と時間がかかる場合もありますが、ユーザーとの直接的なコミュニケーションが可能です。
サロンの運営負担を考慮しつつ、お客様にとって使いやすいツールを選ぶことが、効果的な集客につながります。
利用者数を比較しよう
利用者数が多い集客ツールは、広範囲にアプローチできるため効果的です。たとえば、ホットペッパービューティーやminimoなどは利用者数が多く、新規のお客様獲得に優れています。
集客ツールは利用者がいなければ、いかに優れた情報やお得なクーポンを配布したところで意味を成しません。情報を届けられる相手が少ない安価なツールを選ぶよりも、多少金額が掛かっても利用者の多いツールを選ぶ方が効果を得やすい場合があります。
利用者数が多いツールを選ぶことで、露出度が高まり、美容室の認知度が向上します。具体的な利用者数を調査し、集客効果が高いツールを選択することが重要です。
どんなお客様に来てほしいのかを洗い出そう
集客ツールを選ぶ前に、どのようなお客様に来てほしいかを明確にすることが重要です。
たとえば、若い世代をターゲットにしたい場合はTikTokやInstagramを活用すると効果的です。一方、高年齢層や男性客をターゲットにする場合はYahoo!広告や雑誌広告が適しています。
若い女性向けのメニューがコンセプトのサロンが集客をする際に、ターゲットとなる若い女性が見ていないツールを利用しても効果は得にくいです。
ターゲットとなる客層を明確にすることで、適切な集客ツールを選び、効果的にアプローチできます。ターゲットを明確にする方法として、「ペルソナ」という考え方が効果的です。
ターゲットにするお客様の具体的なイメージ。
ポイントは可能な限り具体的な人物像を作ること。
ペルソナを設定することで施策に一貫性が生まれる。
例)
- 25歳女性
- 居住地:蒲田
- 勤務先:五反田の保険代理店のOLさん
- 趣味:カフェ巡り、ランチ
- 髪が細く、傷みやすいことが悩み
- 髪の毛に疎いわけではないけど正しいケア方法を模索中
集客ツールを利用する際の注意点


集客ツールは便利なものが多いですが、使い方を間違えると売り上げを大きく落としてしまう他、損害賠償を求められてしまうリスクもあります。3つの注意点を忘れないようにしましょう。
利用規約を遵守しよう
いちばん大切なのは利用規約を守ること。規約違反にはペナルティや損害賠償請求の可能性があります。ツールの利用規約だけでなく、ホームページやSNSを使うときには関連するサイトや企業の規約も確認しましょう。
たとえば、Google ビジネス プロフィールでは、虚偽の情報を掲載したり、レビューの操作を行ったりすると、アカウントが停止されることがあります。
また、画像を使いたくても無断での転用を禁じているサイトは多く、後から利用料を請求される可能性があります。ツールを正しく使わなかった場合、違約金やペナルティが発生しかねません。
ヌード画像を使う、違法サイトをおすすめするなど、一見読者の目を引きそうな情報の発信は特に危険です。SEOもルールを守らなければ検索順位を大きく落とします。基本的に簡単に成果が上がりそうな方法は何かしらの方法で規制されていると考えて良いでしょう。
利用規約を事前にしっかりと確認し、正しく運用することで、安心して集客活動を行えます。利用規約の違反や、公序良俗に反する行為はペナルティを受ける以外に、お客様からの信頼も失墜させてしまうため、絶対にしないよう注意しましょう。
利用料金で赤字が出ないようにしよう
ツールは便利ですが、利用料金が高額になると、集客効果が得られても赤字になってしまうリスクがあります。使うことが目的になると売り上げに貢献しないままコストだけを垂れ流すことになりかねません。
自サロンの経営改善に役立つものを、事前に目的と予算を設定し、コスト管理を徹底することが重要です。
ツールの中には数十万円するものもあります。高いものが良いとは言えませんが、良いモノが高いのは事実。獲得単価を意識して導入するのがポイントです。
また、Webツールはほとんどが月額制。契約したことを忘れないよう、それぞれの契約更新日と効果は管理を忘れないようにしましょう。
サロン全体で運用方法を共有しよう
ツールを使いこなすためには関わる全員が同じ意識を持つことが欠かせません。サロンはチームで運営するビジネスです。お客様を管理する新しい方法を導入しても、現場でしっかり運用されなければ宝の持ち腐れです。
特に注意が必要なのはSNS。軽はずみな投稿が簡単に炎上してしまう現代において、SNSの運用は慎重に行う必要があります。また、個人単位でアカウントを持てるため、一人の投稿がサロン全体の信用を落としかねません。
サロン名を使っているアカウントで投稿をする際には第三者のチェックを入れる、お客様のプライバシーにかかわる投稿はしないなどのルールをサロンで作っておきましょう。
サロン全体で運用方法や方針を共有するため、定期的なミーティングを行い、運用方針や改善点を話し合うことで、チーム全体で効果的な集客を目指すことができます。
また、導入前には現状の課題をサロンで共有し、解決するためにツールが必要であるという理解を深めましょう。「これを使ってこれを成し遂げる」という意識がチームで共有されれば、チーム力を底上げできます。
まとめ|ツールを使いこなして集客力を爆上げしよう
美容室の集客は、単に技術力や価格だけで勝負する時代ではなく、戦略的なアプローチが求められます。
広告から管理まで、世の中には集客に役立つツールが山ほどあります。適切に使えば集客力を高めるだけでなく、客単価を高め、離職率を下げることもできるでしょう。
重要なのは、費用対効果を見極め、ターゲット層に合わせた選択です。運用方法をサロン全体で共有し、コスト管理を徹底することで、効果的な集客が実現できます。
「とにかく集客をしたいのに何から使えばいいかわからなくなった!」という方は一度集客サイトに立ち戻ってサロンページを改善してみましょう。
集客サイトにお金をかける以外の方法でもっと確実に集客したい場合、ホットペッパービューティーを当社に丸投げで新規集客を増やせます。ちょっとでも集客したいな、というサロン様はぜひお問い合わせください。
よくある質問
美容室のリピーター集客に有効なツールはある?
リピーター集客には特にお客様と直接つながりを持てるLINEや名刺が有効です。
お客様が次にサロンを探すときに迷わなくていいツールを直接お渡しでき、思い出してもらいやすくなります。昔は技術だけで待っているだけで来ていたかもしれませんが、現代の集客ではちゃんと思い出してもらうことが重要です。
美容室の集客に役立つチラシデザインツールはある?
チラシから看板まで、私のおすすめはCANVAです。
使用できる高画質な素材が豊富で、「こんなイラストが使えたらいいのに」が大体あります。
個人ブランディングに有効なツールは?
最初にホットペッパービューティーなど、集客サイトのスタイリストページを活用しましょう。
SNSやスタッフブログも併用すると個人のブランド力が高まります。リピーター集客には名刺やLINEの交換、メルマガなどが有効です。
集客ツールを複数導入すると効果が上がりますか?
集客ツールを複数導入することで、様々な客層にアプローチできるため、効果は上がりやすいです。ただし、費用やツールの管理が増えるため、リソースの分配には注意が必要です。効果的なツールを選び、適切に運用することが重要です。
美容室の平日集客をアップさせるために使えるツールはある?
地域によって客層が異なるため一概には言えませんが、メニューやクーポンを分けることは有効です。
平日の集客についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。




