美容室の経営に必要な勉強​​の方法と学ぶべき知識・読むべき本を徹底解説

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美容室の経営で失敗しないために勉強すべきポイント​​【元リク店長が解説】

この記事を書いた人

saito 齋藤 FreeST COO
美容師専門採用サービスBeauJobアドバイザー
東京・新宿で店長経験
前職:リクルート

東京の美容学校を卒業後大手美容室を1年で退職。転職を繰り返す中でフリーランス美容師、美容室店長、果ては株式会社リクルートで営業まで経験。転職で人生を楽しく成功したタイプの美容師。

現在は共同創設メンバーとして株式会社FreeSTのCOOを務める傍ら、休日に美容師もやるという仕事が人生的な毎日を過ごしている

\年収800万円の到達方法/

美容室の経営には、施術とは別の知識が必要です。

こんなお悩みありませんか?
  • 経営の知識がなくて不安
  • 資金繰りに悩んでいる
  • スタッフの管理が難しい

この記事では、サロン経営で失敗しないための勉強ポイントを深掘りします。経営の勉強が重要な理由、経営失敗の原因、そして、どのようなポイントに注目して勉強すべきかを解説します。

この記事を読むとわかること
  • 美容室経営に必要な基礎知識
  • 効果的な資金繰りの方法
  • スタッフ管理と労務管理のポイント
もくじ

経営の勉強をすべき理由とは?

経営の勉強をすべき理由とは?

美容室の経営成功の鍵は技術力だけではありません。経営の勉強がなぜ不可欠なのか、その理由を深掘りします。

腕の良さと経営は別物

美容師としての技術が高いからといって、自動的に経営がうまくいくわけではありません。技術の高さは、お客様を引きつける力となりますが、経営には別の能力が必要です。経営は計画立案、財務管理、人材育成など多岐にわたり、美容技術とは異なる分野です。

サロンを運営していくためには、美容師の目線以外に、経営者としてサロン全体を見渡す視点が必要になります。薬剤などの在庫が今どのくらいあって、いつ発注するべきか、発注に幾ら必要で幾らの利益が出せるのかなど、施術とは別の管理が必要になります。

失敗のリスクを軽減できる

経営に関する知識を学ぶことで、失敗のリスクを減らせます。コンビニや信号よりも美容室の数が多いと言われるこの国で、美容室を成功させるには技術力だけでは足りません。

たとえば、市場の動向を理解すると、適切なマーケティング戦略を立てられます。また、財務管理の知識があれば、資金繰りの問題を未然に防げます。経営における失敗は多くの場合、知識不足から起こります。経営に関する学びは、安定した運営に向けた重要なステップとなります。

周りの美容室がそうでも自分は違うとどこかで思っている方は要注意です。リスクは誰にでもあります。

経営に失敗する理由とは?

経営に失敗する理由とは?

多くの美容室が直面する経営上の課題とその根本的な原因を解説します。資金繰り、スタッフ管理、集客の難しさなど、経営失敗の背景を明らかにします。

資金繰りの甘さ

資金繰りはサロン経営の根幹。収入と支出のバランスを保てなければ、どれだけお客様が多くても経営は成り立ちません。特に初期投資や仕入れなどの定期的な経費、緊急時の資金計画などが甘いと、資金繰りに窮することがあります。

資金のどんぶり勘定は経営を圧迫し、最悪の場合、事業の継続が困難になる場合もあります。必要な資金についてはこちらの記事をご覧ください。

スタッフの待遇

サロンの成功は、優秀なスタッフの存在なしにはあり得ません。スタッフが満足して働ける環境がなければ、技術力の高い人材が離れていきます。

スタッフへの適切な報酬、キャリアアップの機会、働きやすい職場環境などを提供しましょう。適切な待遇を用意できないサロンではスタッフのモチベーションが低がり、結果的にサービスの質を低下させてしまいます。

集客に対する知識不足

多くのサロン経営者が直面する問題の一つが、集客方法の知識不足です。ターゲット市場を正確に理解し、そのニーズに合ったマーケティング戦略を展開しなければ、お客様の獲得は難航します。

また、既存のお客様を維持するための戦略も同様に重要です。サービスの質や価格、コンセプトによってお客様を惹きつけ続けなければなりません。サロンの収益はお客様からお支払いいただく料金です。お客様がいなければサロン経営に必要な資金が減って行くだけになります。

また一人美容室の場合、自然失客が必ずあります。美容師の落ち度が全くなくても、転勤、結婚、転職など人生では必ず起こります。絶対に防げませんよね?なので先の準備なのです。経営とはいかなるリスクも考えながら先のうちに準備していくものです。

勉強するべきポイント

勉強するべきポイント

経営の安定と成長のために必要なポイントを具体的に紹介します。

資金繰りについて

美容室経営における資金繰りの管理は、経営の安定に直結します。収入と支出の詳細な管理、予算計画の立案、緊急時の資金確保方法などを学ぶようにしましょう。何に幾ら必要で、幾らの収益が見込めるのかなど、資金の管理は詳細かつ先々まで見通すようにしてください。

資金繰りの管理を適切に行うことで、突発的な出費にも対応でき、経営の安定性を高めることができます。どんぶり勘定だけは絶対にNG。「資金に困ったら勉強」では手遅れになる場合があります。

経営に必要な一般的な知識は書籍から得るのが一番。本への投資はヘタな情報商材を買うより100倍ハイコストパフォーマンスです。

人事管理・労務管理について

スタッフはサロンの貴重な財産です。人事管理や労務管理の知識を身につけることで、スタッフの能力を最大限に活かし、モチベーションを高められます。適切な人事制度の構築、労働環境の改善、スタッフのキャリアサポートなどが重要です。

近年では働き方改革など、多様な働き方が推奨されているため、ブラックな職場ではすぐにスタッフが離れてしまいます。スタッフが満足して働ける環境を提供することで、お客様へのサービスの質も向上します。

1店舗しかないから2店舗目考えるときになってからやろう。この考えの美容室オーナー様、本当に多いです。数百店舗とかかわりを持った経験上、その考え方のオーナー様ではほぼ100%2店舗目出店できていません。まずは自分のお客様のことで手いっぱいになるのではなく、勉強をして、【経営】をしていきましょう。

税金に関して

税金の知識は、経営において避けては通れないポイントです。納税は事業者の義務であり、税金を納めなければ営業を続けられない場合もあります。法人化しているサロンの場合納める税金は、法人税、地方法人税、法人住民税、法人事業税、消費税など、さらにスタッフを雇っていれば源泉徴収した所得税、住民税など多岐にわたる納税が必要です。

税金は種類によって計算や課税対象が違い、詳細な額を把握するのが難しいため、税理士の方に相談する場合がほとんどです。かといって税理士に全任し、自身では一切触らないと、支払に必要な資金を使ってしまい、納税できないケースもあります。

何を税理士に任せるか知るためにも、税金の勉強をしておきましょう。本は一冊せいぜい2000円。税理士に頼めば数万円以上。知識は現金になります。

集客について

サロンの収益は、お客様がお支払いになる料金です。お客様がいない場合、サロンの運営に必要な資金が集まらなくなってしまいます。施術の腕が良ければお客様が増えるわけではありません。お客様を獲得するために、集客を学んでおきましょう。

サロンの新規集客は、お客様のニーズと自店のコンセプトやサービスがマッチしてようやく選択肢に入り、自店の魅力がお客様に刺さることではじめて来店に繋がります。リピーターになってもらうには来店時の施術レベルや接客、サービスをお客様に気に入ってもらわなければなりません。

たとえ施術レベルが高くても、お客様に知ってもらわなければそもそも選択肢にすら入れません。まずは選択肢に入れるように、集客の基本から学ぶようにしましょう。

「なんとなく」を止めよう

「なんとなく」で経営を行うのは非常に危険です。明確な目的意識を持ち、計画的に経営を進めましょう。市場調査、競合分析、マーケティング戦略など、経営に必要な各種の戦略を立てることで、方向性を明確にし、成功への道を切り開きます。

目的や細部を不明瞭にしてしまう「なんとなく」は、サロンの行く末も不明瞭にしてしまいます。まずははっきりとした目的を持ち、目的に向かうための明確な道筋を立ててください。

また、特に注意すべき「なんとなく」は経費関係です。材料の仕入れ費用や、毎月払っている家賃、設備・備品の導入費など、経費を「なんとなく」で計算してしまうと、経営の根幹である資金計画にずれが生じてしまうため絶対にやめましょう。

まずは事業の計画を

サロンの経営を成功させるためには、事業計画の策定が不可欠です。事業計画には、将来的なビジョン、目標、経営戦略、財務計画などが含まれます。緻密に練った計画をもとに、経営の方向性を定め、スタッフや関係者と共有することで、チーム一丸となって目標に向かって進むことができます。

事業計画はサロンの開業だけでなく、開業後の指針にもなります。立てた計画と現在がどのくらいズレているのかを確認し、修正のためには何をすれば良いのかなど、経営を成功させるための道筋になるため、すでに開業している場合でも事業計画の立案をお勧めします。

きちんと修正して考えておかないと、2店舗目や店舗拡大をするときに慌ててしまい、結局期間が延びてしまったり、期日に間に合わないことが起こりますので早め早めの準備をしましょう。

まとめ

サロン経営の成功は、施術レベルだけでは成し遂げられません。この記事で取り上げた資金繰り、人事管理、税務知識などは、美容室を安定して運営するための基礎となります。サロン経営の道は単なるサービス提供以上のものであり、経営者としての理解と継続的な学びが不可欠です。経営における「なんとなく」を避け、明確な計画と目標を持つことで、美容室は成長し、お客様に愛される場所となります。

よくある質問

美容室の経営でお客様満足度を高めるにはどうすればいいですか?

お客様満足度を高めるためには、接客レベルの向上を目指しましょう。施術レベルが高くても、お客様に対して不満を抱かせる接客では、お客様は満足していただけません。また、快適な店内環境の整備や予約システムの利便性向上も効果的です。

美容室経営において、どのような保険に加入すべきですか?

美容室経営では、損賠保険、火災保険、傷害保険、経営保険の4種類には加入しておいた方が良いでしょう。保険についての記事もございますのでこちらをご覧いただけますと幸いです。

美容室で導入すべきサービスは?

電子書籍やキャッシュレス決済の導入はお客様の利便性が向上するため、お客様満足度の向上にもつながります。特にキャッシュレス決済は、導入していないだけでお客様の選択肢から外れてしまう場合もあるため、早めに導入すると良いでしょう。

デジタルマーケティングの重要性は?

インターネットが普及してから、サロンを探す方法はネットでの検索が主流になりました。ネット上での露出が無いと、お客様の選択肢に入ることさえ難しいため、集客サイトやSNS、ホームページを活用しましょう。

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