パーマ後のシャンプーはなぜダメ?施術後のNG行為と当日の洗い方を徹底解説

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パーマ後のシャンプーはなぜダメなの?施術後のNG行為と洗う方法を徹底解説

パーマをかけたばかりの髪は、どう扱うべきか悩む方も多いでしょう。パーマのカールを長持ちさせるためには、シャンプーや日常のヘアケアが重要です。

こんなお悩みありませんか?
  • パーマ後のシャンプーがなぜダメなのかわからない
  • パーマがすぐに取れてしまう
  • パーマ後の正しいヘアケア方法が分からない

今回の記事では、パーマをかけた日にシャンプーを控える理由、してはいけない行動、そして適切なシャンプー方法について解説します。

パーマを初めてかける方や、これからパーマをかける予定のある方はぜひ読んでみてください。

この記事を読むとわかること
  • パーマ後にシャンプーがNGな理由
  • パーマを長持ちさせるためのケア方法
  • 避けるべきNG行為とその理由
もくじ

パーマ後にシャンプーがNGな理由

パーマ後にシャンプーがNGな理由

パーマ直後の髪の状態と、シャンプーが与える影響について解説します。

そもそもパーマの仕組みは?

髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質からできており、アミノ酸が結合して形作られています。パーマは2種類の薬剤を使用してアミノ酸の形を変えていく施術です。

1つ目の薬剤では、弱酸性の髪の毛に対してアルカリ性のパーマ液を使用することで、キューティクルを開き、アミノ酸の結合を切断して髪の毛を柔らかくします。

2つ目の薬剤では、柔らかくなった髪の毛にロッドを巻いた状態、ストレートパーマの場合は髪を伸ばした状態で、酸性の薬剤を使用して、改めてアミノ酸同士を結合させます。

簡単に言えば、髪の毛の内部を一度ばらばらにした後、髪の毛の形を変えた状態でもう一度つなげているのです。

パーマ後の髪の毛はアルカリ性に傾いている

パーマ後のシャンプーがNGな理由は、本来弱酸性である髪の毛が、1つ目の薬剤によりアルカリ性に傾いているためです。

アルカリ性に傾いた髪はデリケートな状態。髪の毛は濡れると膨らんでキューティクルが開いていきます。キューティクルが開いた状態だと、髪の毛内部の水分や栄養素が逃げ出し、毛組織が弱っていきます。

不安定な髪の毛を濡らすだけでもダメージが入ってしまうため、シャンプーをしてしまうとさらなるダメージで、髪の毛がかなり傷んでしまいます。

そのため、美容師がパーマ後に「今日はシャンプーを控えてくださいね」と言うのです。

パーマをかけた日のNG行動6選

パーマをかけた日のNG行動6選

パーマ後の髪の毛は非常にデリケート。避けるべきNG行為を把握しましょう。

シャンプー

パーマ後のシャンプーは毛が痛むのでNG。できればパーマが定着する2日間ほどはシャンプーを避けるのがベストです。

特に洗浄力の強いシャンプーは、アルカリ性がカール形成を阻害し、髪の毛に必要な油分を奪うことがあるため、パーマの持ちを悪くする原因となります。

クシ・コームの使用

パーマ直後の髪は非常に脆く、ブラッシングはキューティクルを傷つける原因になります。特に硬いブラシや細かい歯のコームは避け、指の腹で優しく整える方法をおすすめします。

また、パーマ後は髪の毛にカールの形状を記憶させている状態です。クシやコームで引っ張ってしまい、髪の毛が伸ばされてしまうとカールが緩くなる原因になります。

カラー

パーマ後すぐにカラーリングを行うと、髪のダメージがさらに加速します。1週間~2週間ほどは、パーマ液でアルカリ性に傾いた髪の毛が弱酸性に落ち着くのを待つようにしましょう。

また、ダメージのみでなく、カラー材の影響でパーマが定着する前に取れてしまう場合があります。必ず落ち着いてからカラーをしてください。

自然乾燥

髪の毛が一番ダメージを受けやすいのは、水に濡れている状態です。水に濡れてる状態は、アミノ酸の結合のひとつである「水素結合」がはずれてしまっているためなるべく早く乾かしましょう。

特にパーマ後のアルカリ性に傾いた髪はダメージを受けやすくなっています。自然乾燥は避け、ドライヤーを使用してください。注意点は高温の風を当てすぎないことです。

アイロン・コテの使用

パーマをかけた日に熱を加えるスタイリングツールを使用すると、髪の毛に過度な負荷がかかり、ダメージが進行する恐れがあります。

また、タンパク質は熱によって固まりやすくなる性質があります。キューティクルが開き、影響を受けやすい状態でアイロンやコテを使用すると、伸びた状態で固まってしまいパーマが取れてしまう場合があります。

海・プール・温泉などの塩分

海水に含まれる塩水やプールの塩素、温泉のミネラル成分は、健康な髪の毛であってもダメージを受けます。

パーマ後は特にキューティクルが開いているため、塩素や塩分が髪の内部に入りやすく、ダメージを受けてしまいやすくなります。最低でもパーマをかけた当日は避けるようにしてください。

パーマをかけた髪にシャンプーをするおすすめの方法

パーマをかけた髪にシャンプーをするおすすめの方法

普段なら毎日行うシャンプー。やはり一日しないだけでも気持ち悪さが出てしまいます。どうしてもシャンプーをしたい方向けに、ポイントを紹介します。

シャンプーはパーマ用を使用する

パーマ後の髪は通常よりも敏感であるため、専用のシャンプーを使用することが重要です。専用シャンプーの多くは低刺激な弱酸性で髪にやさしい仕様になっています。

絶対に避けるべきは、洗浄力の強いアルカリ性のシャンプーです。アルカリ性に傾いている状態でアルカリ性のシャンプーを使用するとダメージが加速してしまいます。

泡立ててから、髪を伸ばさないように頭皮を洗う

パーマをかけた髪を洗う際は、強くこすりすぎないよう注意が必要です。髪の毛同士がこすれるだけでもダメージになってしまうため、シャンプーを手のひらでしっかりと泡立て、泡を使って髪を優しく洗い流すことで、カールに負担をかけずに汚れを落とすことができます。

また、パーマ直後はカールの形状記憶が定着していないため、伸ばして洗ってしまうとパーマが落ちやすくなるので注意しましょう。

シャワーの温度はぬるめに

熱い水は髪の毛のキューティクルを開かせ、カールを弱める可能性があります。ぬるま湯を使用することで、キューティクルの損傷を防ぎ、カールの形を維持することができます。

40℃以上のお湯は避け、ぬるめのお湯で洗い流しましょう。冷水を使用するようにという情報も目にしますが、高温でなければぬるめのお湯で問題ありません。

なるべく早く済ませる

長時間水に髪が触れると、ダメージがあるほか、カールが落ちやすくなります。シャンプーとリンスは手早く行うことが望ましいです。素早く行うことで、髪の毛へのストレスを最小限に抑えることができます。

必ずトリートメントを

キューティクルが開いているパーマ後の髪には特にトリートメントが必要です。保湿成分を含むトリートメントを使用することで、髪の毛の乾燥を防ぎ、カールを美しく保つことができます。

アウトバストリートメントも必ず使用するようにしましょう。特におすすめは、伸びが良いミルクタイプかジェルタイプです。

すぐにドライヤーで乾かす

シャンプー後はタオルドライで余分な水分を取り除いた後、ドライヤーの冷風を使用して優しく乾かしましょう。熱風ではなく冷風を使うことで、カールを固定しながら熱による髪のダメージを防ぐことができます。

自然乾燥はダメージを受け、パーマが取れやすくなるため絶対にNG。ねじったり無理やりクセを着けようとしたりせず、優しく下から持ち上げるようにブローしましょう。

まとめ

パーマをかけた髪のケアは、普段の日常生活のなかで気を付ける点がたくさんあります。

パーマをかけた直後の髪は非常に繊細でダメージを受けやすく、パーマの定着も完了していないため注意深くケアをするようにしてください。

キレイなパーマを保ちながら、髪を健康に保つためには、何よりも日常的な注意が必要です。

よくある質問

パーマをかけた後、ヘアオイルは使用しても大丈夫ですか?

ヘアオイルの使用により、乾燥を防げるためおすすめです。使用の際には髪に対して優しく揉みこむようにし、髪への刺激を最低限にするようにしてください。

パーマ後のヘアスプレーやムースは使用しても大丈夫ですか?

基本的に問題ありませんが、ヘアスプレーやムースを落とす際に注意が必要です。シャンプーをなるべく避けたほうが良いため、おすすめはできません。

髪が細い、または柔らかい場合、パーマはどれくらいの頻度でかけ直すべきですか?

細いまたは柔らかい髪の場合、パーマの持ちが良くないことがあります。通常、3~4ヶ月ごとの施術が推奨されますが、髪の状態と希望するスタイルに応じて、美容師と相談して最適な間隔を決めることが大切です。

パーマをかけた後、どのような帽子をかぶるのがベストですか?

パーマをかけた後に帽子をかぶる場合、髪に圧力がかからないようにルーズなフィット感の帽子を選ぶことが理想的です。タイトな帽子は髪のカールをつぶしてしまう可能性があります。

パーマを長持ちさせるためには、どのような食事が助けになりますか?

髪の健康を支えるためには、タンパク質、ビタミン、ミネラルを豊富に含むバランスの取れた食事が重要です。特に、ビタミンA、C、E、鉄分、亜鉛、オメガ3脂肪酸を含む食品を摂ることがおすすめです。

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