美容室がPayPayを導入する流れとメリットを解説!決済手数料と注意点もチェック

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PayPayの決済手数料はいくら? 導入する流れとメリット、注意点を解説!

この記事を書いた人

saito 齋藤 FreeST COO
美容師専門採用サービスBeauJobアドバイザー
東京・新宿で店長経験
前職:リクルート

東京の美容学校を卒業後大手美容室を1年で退職。転職を繰り返す中でフリーランス美容師、美容室店長、果ては株式会社リクルートで営業まで経験。転職で人生を楽しく成功したタイプの美容師。

現在は共同創設メンバーとして株式会社FreeSTのCOOを務める傍ら、休日に美容師もやるという仕事が人生的な毎日を過ごしている

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PayPayの導入がサロンにどのような影響を与えるのでしょうか?この記事では、PayPayの決済手数料、導入のメリット、注意点、そして集客効果について解説します。

こんなお悩みありませんか?
  • PayPayの決済手数料がどれくらいか知りたい
  • 導入費用やランニングコストが心配
  • PayPayを導入するメリットがわからない

スマホ決済が日常化する現代、PayPayを導入することで得られる利点とは何か、またそのプロセスはどのように進められるのかを紹介します。これからキャッシュレス決済を検討している店舗の判断材料になれば幸いです。

この記事を読むとわかること
  • PayPayの決済手数料とプランの違い
  • PayPay導入のメリットとデメリット
  • PayPayを利用した集客方法
もくじ

PayPayでサロンが負担する決済手数料はどれくらい?

PayPayでサロンが負担する決済手数料はどれくらい?

PayPayを導入する際に店舗側が最も気にするポイントが、決済手数料の負担です。

決済手数料はプランで変わる

PayPayの決済手数料率は、契約しているプランによって変わります。

「PayPayマイストアライトプラン」を契約している場合、手数料は1.60%(税別)、「PayPayマイストアライトプラン」に未契約の場合、手数料は1.98%となっています。

「PayPayマイストアライトプラン」は、手数料が1.60%と安くなる代わりに、初期費用に1,980円、月額利用料に1,980円がかかります。サロンの決済にどのくらいPayPayが使われるかによって選ぶべきプランが変わります。

タイミングによっては無料トライアルキャンペーンを行っているため、一度無料でスタートし、PayPayの使用率を計算すると良いかもしれません。

PayPayマイストアライトプラン契約PayPayマイストアライトプラン未契約
1.60%(税別)1.98%(税別)

導入するメリットは?

導入するメリットは?

PayPay導入の主要なメリットを具体的に解説していきます。

導入費用が0円

PayPayの大きな利点の一つは、初期導入コストがかからないことです。サロンは専用のQRコードを組み立てて設置するだけで、PayPayを利用開始できます。「PayPayマイストアライトプラン」に加入する場合には別途料金がかかるため注意しましょう。

PayPay専用の端末が不要

PayPayは専用の決済端末がいりません。スマートフォンやパソコンがあれば、「PayPay for Buisiness」で決済内容や入金を確認できるため、すぐにでも導入可能です。また、導入後の器材メンテナンスも当然必要ありません。

他社と比べて手数料が安い

QRコード決済の大手である4システム、「PayPay」「楽天Pay」「auPAY」「d払い」のなかで最も手数料が安いのが「PayPay」です。

「d払い」「auPAY」の手数料はともに2.60%(税別)、「楽天Pay」の手数料が2.95%(税別)であり、「PayPayマイストアライトプラン」に加入していない場合でも1.98%(税別)である「PayPay」が最安値となっています。

操作方が簡単で分かりやすい

お客様がアプリでサロンのQRコードを読み取り、金額を入力して支払う方法と、サロン側がお客様のPayPayコードを読み取り、決済する2つの決済方法があります。どちらもスマートフォンでQRコードを読み取る、金額を打ち込むという簡単な操作のみで完結します。

入金のサイクルがスピーディ

PayPayの売上金の入金サイクルは、年商10億円以上の企業を除き、通常月末締めの最短翌日払いです。また、0.38%の利用料と、PayPay銀行の場合20円(税別)または、その他の金融機関の場合200円(税別)の振り込み手数料を支払うことで、申請の翌日に振り込まれる「早期振込サービス」を利用できます。

法人でなくても導入可能

1人サロンや小規模サロンで多い、個人事業主もPayPayを導入できます。申し込みには代表者の住所と本人確認が必要になります。また、オープン前に前もって申し込めるので、開業に備えられるのも大きな魅力です。

手厚いサポート体制

PayPayでは、メールでの問い合わせ以外にチャットボットを通しての問い合わせが可能です。なにより、土日祝日を含む365日、24時間電話での問い合わせを受け付けており、ホームページでは電話の繋がりやすさも表示しています。

導入する際の注意点とは?

導入する際の注意点とは?

PayPayの導入は多くのメリットがありますが、一方で注意すべき点も。

利用するのにコストがかかる

PayPayの導入には、初期コストがほとんどかからないものの、運用を続ける上で月額使用料や決済手数料等のランニングコストが発生します。

特に、決済手数料はプランによって異なります。決済手数料が安いプランでは月額使用料が発生するため、サロンの売上規模やPayPayの使用頻度に応じて最適なプランを選択する必要があります。

無料で売上金を入金できるのは月1回まで

PayPayのもう一つの注意点は、売上金の入金に関する条件です。基本的に、PayPayから店舗の銀行口座への売上金の入金は月に1回無料ですが、それ以上の頻度で入金を希望する場合は追加手数料が発生します。

サロンのキャッシュフローを管理し、「早期振込サービス」を利用しなくても良い状態に保つことができれば問題はありませんが、小規模サロンの場合、やはり収入を早く得られたほうが良いのも事実。売上金と支出のバランスを管理し、余計な手数料を支払わなくても良い状態を心がけましょう。

集客にもPayPayが役立つ?

集客にもPayPayが役立つ?

スマートフォン決済が普及する現代において、PayPayは特に若年層を中心に広く利用されており、特性を活用することで店舗の魅力を高め、新たなお客様を引き付けられます。

スマホを使用したQR決済が定着した

QR決済が日常的なものとなった現在、財布を持たずスマートフォンだけで外出する方も増えています。PayPayを含むスマホ決済の利用可能なサロンは、それだけで非常に魅力的な選択肢となります。

反対に、QR決済が行えないというだけで、選択肢から外されてしまうこともあります。決済手段が多様で便利な状態はもはや「普通」で、使えない状態は「不便」という認識になってきています。

今どきキャッシュレスは集客に必須のサービスになっています。キャッシュレスについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

ユーザー数が多い

PayPayは国内で広く普及しており、登録ユーザー数は非常に多いです。

PayPay株式会社の発表では、2018年10月5日にPayPayが開始され、5年たった2023年10月4日時点登録ユーザーが6,000万人を突破。日本の人口の約2人に1人、日本のスマホユーザーの約3分の2が利用していることになります。

また、PayPayユーザーはプロモーションやキャンペーンに敏感なため、キャンペーンを利用した集客効果は大きく、今後もユーザーの数は増加していく見込みがあります。

アプリでサロンを紹介できる

PayPayアプリには、サロンをユーザーに紹介する機能があり、PayPayが利用できるサロンとして情報発信ができます。

サロンはPayPayアプリに営業時間や写真、電話番号を掲載できるため、PayPayアプリの利用者を集客することができます。

様々なキャンペーンを実施している

PayPayは様々なキャンペーンを定期的に実施しており、お客様との会話のきっかけを作りやすくなります。

たとえば、支払い時のくじ引きキャンペーンは、施術後の会計時に行うため、お客様との会話の種となり、再来店を呼びかけるきっかけにも使用ができます。新規のお客様に対する集客のほかに、リピーター集客にも一役買ってくれます。

導入方法を解説

導入方法を解説

PayPay導入の流れは簡潔。多くのサロンが手軽に導入できるよう設計されています。

導入に必要な主な書類は?

導入に必要な書類は、法人と個人事業主で多少の差があります。

法人の場合

法人としてPayPayを導入する場合、以下の書類が必要となります。

必要なもの
  • 代表者の身分証明書いずれか1点(免許証、マイナンバーカード、パスポート、保険証、在留カードおよび特別永住者証明書)
  • 法人番号
  • サロンの店名と入り口がわかる外観写真1枚
  • サロンの全景が入った内装写真1枚

個人事業主の場合

個人事業主として導入する際は、法人とは違い住所確認書類が必要になる場合があります。

必要なもの
  • 代表者の身分証明書いずれか1点(免許証、マイナンバーカード、パスポート+住所確認書類、保険証+住所確認書類、在留カードおよび特別永住者証明書)
  • サロンの店名と入り口がわかる外観写真1枚
  • サロンの全景が入った内装写真1枚

導入の流れを紹介

ホームページから仮登録

導入を希望する店舗は、まずPayPayの公式ホームページにアクセスし、申込みフォームに、メールアドレス、氏名、法人名または屋号名、連絡先電話番号の入力をして仮登録を行います。

申し込み案内メールを受信

仮登録後、入力したメールアドレスにPayPayから「〇〇様【申し込みが完了していません】登録の続きはこちら」という件名で申し込み案内メールが送信されます。

この段階ではまだ申し込みが完了しておらず、申し込みフォームへの審査情報入力が必要になるため注意してください。

申し込みフォームに審査情報を入力・必要書類をアップロードする

案内に従って、オンラインの申し込みフォームに必要な詳細情報と必要書類をアップロードします。入力する情報には売上金が振り込まれる口座情報も必要なため、もれなく準備し確実に入力しましょう。

審査結果は登録したメールアドレスに届きます。

1週間程度でキットが届く

審査が完了し承認されると、サロンに専用のスタートアップキットが送られます。キットには、QRコードスタンドやスタートガイド、ステッカーなどが含まれており、初期設定をすることでサロンでのPayPay決済が開始できます。

まとめ

PayPayの導入は、決済手段であるだけでなく、サロン運営の全体的な効率化、お客様満足度の向上、そして積極的な集客戦略の一つとして機能します。

決済の選択肢が増え、利便性が増した現代では、決済手段が使えないだけで選択肢から外されてしまう恐れがあり、機会損失にもつながりかねません。早めの導入をおすすめします。

この記事ではPayPayがどのようにサロンの成長とお客様満足度向上に役立つかを解説しました。今後も技術の進展と市場の変化に注目し、時代に適した決済システムの選択が求められます。

よくある質問

PayPayで支払いをする際に、顧客が負担する手数料はありますか?

PayPayの決済手数料はサロン側が負担するため、お客様はサービスの費用のみをお支払いするシステムとなっています。

PayPayの決済データはどのように管理されていますか?セキュリティは十分ですか?

PayPayは高度なセキュリティ技術を使用しており、すべての決済情報は厳重に暗号化されて管理されています。それでも万が一不正被害が発生した場合の入金保証もついています。

PayPay導入後、売上が上がる保証はありますか?

直接的な売上の保証はありませんが、PayPayの導入は決済の利便性を向上させ、キャッシュレスを好むお客様を新たに引き付ける可能性があります。また、キャッシュレスが使えないだけで選択肢から外される恐れもあるため、機会損失を防ぐ意味でも導入を検討する価値はあります。

PayPayの決済に利用できるデバイスは何ですか?

PayPayはスマートフォンやタブレットで利用可能です。専用の決済端末は不要で、iOSやAndroidのデバイス上でアプリをインストールして使用します。また、クレジットにも対応した「PayCAS Mobile」もPayPayが提供しているため一元管理も可能です。

PayPayで支払いを行った場合、領収書はどのように発行されますか?

PayPay側で領収書を出すことができないため、サロンが用意する必要があります。

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