美容室にキャッシュレス決済を導入するメリット・デメリットを美容師目線で解説

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現代のサロンに必須?キャッシュレス決済を導入のススメ【元リク店長が解説】

この記事を書いた人

saito 齋藤 FreeST COO
美容師専門採用サービスBeauJobアドバイザー
東京・新宿で店長経験
前職:リクルート

東京の美容学校を卒業後大手美容室を1年で退職。転職を繰り返す中でフリーランス美容師、美容室店長、果ては株式会社リクルートで営業まで経験。転職で人生を楽しく成功したタイプの美容師。

現在は共同創設メンバーとして株式会社FreeSTのCOOを務める傍ら、休日に美容師もやるという仕事が人生的な毎日を過ごしている

\年収800万円の到達方法/

美容室にキャッシュレス決済を導入することを検討中していませんか?キャッシュレス決済は急速に普及しており、サロンでもその導入が進んでいます。

こんなお悩みありませんか?
  • キャッシュレス決済の導入費用や手数料が気になる
  • どのキャッシュレス決済を導入すべきかわからない
  • キャッシュレス決済を導入するメリットが理解できない

今回の記事では、サロンにおけるキャッシュレス決済導入のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

この記事を読むとわかること
  • キャッシュレス決済の導入による利点と注意点
  • 各キャッシュレス決済方法の特徴と選び方
  • キャッシュレス決済導入後の業務効率化の方法
もくじ

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは、言葉の通り現金を使わずに取引を行う支払い方法です。キャッシュレス決済の普及は右肩上がりに上昇しており、2025年6月までにキャッシュレス決済比率を4割まで増加させる方針を経済産業省が打ち出すほどになっています。

サロンを運営する上でもキャッシュレス決済は有効なツールとなっています。ここでは、キャッシュレス決済の代表的な形態をいくつか紹介し、それぞれの特徴について解説します。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、世界中で広く利用されており、サロンや飲食店での決済方法としてポピュラーな決済方法です。お客様はクレジットカードを使用することで、現金を使用せずスムーズに支払いが行えます。サロンとしても、クレジットカード会社との提携により、安全かつ迅速に決済を完了させることができます。現金と違い取引ごとに決済手数料が発生します。

クレジットカード決済を導入することで売上を伸ばすチャンスにつながります。多くのサロンですでに導入されているクレジットカード決済。お客様からすると出来て当然という認識であり、決済が使えないだけでそのサロンには行かないという方もいらっしゃるほどです。私が店長をしていた際は、現金決済よりもクレジットカード決済のお客様が多くいらっしゃいました。

電子マネー決済

電子マネー決済は、専用カードやアプリにチャージしたお金を決済に使用する方法です。代表的なものですと、「Suica」や「PASMO」などの交通系IC、「楽天Edy」や「iD」などが電子マネー決済に当たります。

電子マネーの中にはポイントが貯まるものもあり、お客様にとっては大きなメリットとなります。電子マネーは広く普及しており、日常のお買い物や移動に使うことが多い反面、サロンでの決済に使用する方は少ない印象を持ちます。サロンは一回の決済額が日常のお買い物と比べて高額なため、チャージ式の電子マネーでは残高に限りがあるためあまり相性が良いとは言えません。あくまでも経験則になってしまいますが、電子マネーをサロンで使用する方は極々少数でした。

QRコード・バーコード決済

QRコード・バーコード決済は、スマートフォンを利用した新しい形のキャッシュレス決済方法であり、広く受け入れられています。 QRコードやバーコードを表示させて、サロンはリーダーで読み取る、あるいはサロン側がコードを提示し、お客様がコードを読み取り決済金額を入力すると決済が完了します。代表的なのは「PayPay」「楽天Pay」「auPay」などがあります。

この決済方法の最大の特徴は、スマートフォン一つで決済ができる点です。 従来の現金やクレジットカードを使った決済に比べ、財布やカードを入れられるケースも必要なく、スマートフォンの画面を出すだけで決済ができるため、若年層を中心に普及しています。最近では財布を持たずに生活する人がいるほどポピュラーになってきました。

お客様に読み取っていただく形式を取るのであれば無料で、尚且つ短期間で導入できます。

ホットペッパーでのスマート支払い

ホットペッパービューティーのスマート支払いは、2023年1月31日より開始した新たな決済方法です。一番の魅力として、レジを介さずに決済が完結する点です。お客様が自身のクレジットカードを紐づけている場合、予約時点で決済になるため非常にスムーズになります。

また予約時点で決済となるため、当日の無断キャンセル防止にもつながります。当然、事前にキャンセルを伝えられた場合は予約ごと決済もキャンセルになりますが、無断で来店されなかった場合はキャンセル料金が自動で引き落とされます。

スマート支払いを使うには、ホットペッパービューティーと同じく株式会社リクルートのサービス「AirID」に登録が必要になります。「AirID」の登録は無料であり、スマート支払い導入の初期費用や利用料金にも費用は掛かりません。ただ、クレジットカードを使用した決済であるため、決済手数料は発生します。

メリット

キャッシュレス決済導入のメリット

キャッシュレス決済は、お客様満足度や業務効率など、サロンにとって様々なメリットがあります。

メリット①会計がスムーズになる

キャッシュレス決済を導入することで、お会計が圧倒的にスムーズになります。 現金での支払いには、レジ打ちや現金の受け渡し、金額の確認などの手間がかかり、お客様をお待たせしてしまうことも。また、会計時に予約のお客様が来店された場合には案内にも時間がかかってしまいます。

キャッシュレス決済では、お客様にタッチや読み取りなどをしてもらうだけの、1ステップでスムーズに会計が進み、お会計にかかる時間を削減できます。忙しいサロンワークでは、レジ作業の効率化だけでも大きなメリットになります。

メリット②人的ミスの低減

キャッシュレス決済の導入は、計算ミスやお釣りの渡し間違いなど、人的なミスを大幅に減少させられます。 現金支払いは細心の注意が必要であり、忙しい時間帯などはミスが発生しやすくなります。キャッシュレス決済を利用することで、お客様とのトラブルを防げるのです。

金銭の受け渡しミスはほぼ確実にクレームに繋がります。たとえ少額のミスであってもお客様からの信頼は一気に低下してしまい、再来店してくれなくなってしまう恐れも。キャッシュレス決済では、確実に起こらないとは言い切れませんが、金銭関係のミスを大幅に削減してくれます。

またレジの金額がずれている場合、レジ締めの際に多大な手間と時間がかかってしまいますよね。

メリット③集客効果

キャッシュレス決済の導入は、お客様の獲得に直結します。 お客様には、クレジットなどのキャッシュレス決済がない場合は行かないという方もいらっしゃいます。特に最近では現金を一切持ち歩かない方も増えているため、現金のみではそもそも選択肢に入らなくなってしまいます。

たとえどんなに優れた技術を持っていても、キャッシュレス派の方からすれば見向きもしてもらえません。せっかく技術力があるのに、無条件でお客様の選択肢から外されてしまうのは非常にもったいないですよね。

メリット④単価向上

キャッシュレス決済を導入することで、サロンの客単価を向上させられます。 現金決済の場合、その場で財布から出す現金を数えながら支払うため、金額が高くなると抵抗感を持ちます。キャッシュレスの場合、カードを出すだけ、バーコードを読み取るだけになり、金額に違和感を持ちにくくなります。

また、キャッシュレス決済はお客様にとってもメリットがあり、ポイントや還元キャンペーンなどお得にサービスをご利用できます。金額に比例したポイントが付与されるため、現金と比べても金額に対する抵抗感や違和感が少なくなります。

メリット⑤お金の管理が楽になる

キャッシュレス決済の導入により、サロンの会計処理や管理が効率化されます。 現金決済では、日々の売上を正確に集計・記録し、金庫への保管や銀行への預金といった作業が発生していました。キャッシュレス決済では、決済金額が自動で集計されるため集計にかかる手間が省けるほか、両替のために銀行に行く手間も低減できます。

私自身、店長時代に最も嫌いだった作業がレジ締めでした。集金額が合計と合っていない、記録がずれる、レジの小銭や千円・五千円札が少ないと翌朝は銀行に行かなければならないなど、手間とストレスの原因になっていました。金額が合わない日は終電間近になることも。キャッシュレス決済を導入してからは、もちろん現金決済のお客様もいらっしゃるのでゼロにはなりませんが、それでも大幅にお金関する時間を削減できました。

また売上のデータが即座にデジタル化され、管理することができるようになるため、売上の分析、お客様の購買傾向を把握するのも容易になり、サロンの戦略を練るにも有効でした。

注意点

注意点

キャッシュレス決済の導入には、多くのメリットがありますが、当然注意すべき点もあります。

初期費用と会計に手数料がかかる

キャッシュレス決済を導入する際には、初めにシステムをセットアップするための初期費用が発生することがあります。最近では初期費用無料の会社もありますので比較検討が重要になります。

またキャッシュレス決済には、決済手数料が発生します。手数料は会社によって変わります。決済のたびに必要になる手数料。一回だけではわずかな金額かもしれませんが、合計を考えると大きな金額になりえます。たとえ違いが0.何%であっても必ず比較検討の後に決めるようにしましょう。

入金に時間がかかることも

キャッシュレス決済は、売上金が実際にサロンの口座に入金されるまでに時間がかかります。このタイムラグは、決済サービスによって異なりますが、現金のように即日手元にお金が入ることはほとんどありません。

入金のタイムラグにより​​、資金繰りに影響が出ることも。入金スケジュールを事前に把握し、資金繰りの計画を立てることが重要です。 必ず事前にキャッシュフローから考え、入金日を決定するようにしてください。

会計機能に慣れるが必要がある

キャッシュレス決済を導入する際、サロンのスタッフは新しい会計機能に慣れる必要があります。一見単純な作業のように思われるかもしれませんが、実際には多くの時間と労力を費やします。

私の経験上、新しいシステムの導入はスタッフ全員の協力と、教育や研修が必要です。お金にかかわる作業のため、教育は時間をかけてでも確実に行う必要があります。

具体的には、決済プロセスの各ステップを理解し、実際の業務に落とし込む必要があります。お会計の方法から、会計時にトラブルがあった際の対処法など、スタッフの方全員が使いこなせるようになるまで教育を行う必要があるため、一定の時間と手間がかかります。

端末が故障した際の対応策が必要になる

キャッシュレス決済システムは非常に便利で効率的なものですが、使用している端末が故障する可能性があるため、万が一の事態に備えて対応策を準備しておくことが重要です。

端末の故障は予期せぬタイミングで発生し、サロンの営業を阻害する可能性があります。 特に、土日などの繁忙期に故障が起きた場合、お客様の不満だけでなく、販売機会のロスにも繋がります。また、大掛かりなPOSシステムが故障した場合、その場での対処は非常に難しいです。修理業者を呼び、業者の方が来られるまでは何もできない場合も。対処法として、初期費用無料の決済端末を2台契約し、予備として確保しておくのがお勧めです。

また、スタッフの方に対して、端末が故障した際の対応手順を十分に教育し、リハーサルを行っておくこともお勧めします。実際にトラブルが発生した際にも冷静かつ迅速に対応できるようにし、お客様にご迷惑をなるべくかけないように徹底しましょう。

地域によっては導入に使える補助金も

地域によっては導入に使える補助金も

キャッシュレス決済の導入を検討しているサロンにとって、非常に有益な情報があります。 それは、補助金です。

補助金とは使用した金額に対して何割かが返ってくるという施策です。自治体によっては、キャッシュレス決済の導入で使用できる専用の補助金があります。「キャッシュレス決済端末導入事業費補助金」などの名称で各自治体から出ており、一定の条件を満たした状態で申請することで、端末の購入費などの必要経費を補助してもらえます。

また、「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」もキャッシュレス決済導入に使用できる場合があります。サロンの所在地等に照らし合わせながら申請し、採用されればキャッシュレス決済導入に対し、非常に強い味方と成りえます。

まとめ

キャッシュレス決済の導入は、現代のサロン経営において避けて通れないトピックとなっています。お客様満足度を高め、売上向上にも直結するキャッシュレス決済を導入することで、サロン経営の力になることは間違いありません。本記事を参考に、サロンに最適なキャッシュレス決済システムを選び、スムーズな導入が進めば幸いです。

よくある質問

キャッシュレス決済の導入にかかる費用はどれくらいですか?

初期費用は会社によりますが、最近では無料の会社も多いです。また、キャッシュレス決済には手数料が発生します。利用する決済サービスによって割合は異なります。

お客様からの反応はどうですか?

キャッシュレス決済を導入して不満を持つお客様はほとんどいません。また若い世代のお客様は、現金を持ち歩かない方もいらっしゃるため、キャッシュレス決済が可能なサロンのみ選ぶ場合も多いです。

キャッシュレス決済の導入による売上への影響は?

キャッシュレス決済の導入により、お客様の利便性が向上し、リピート率の向上や新規のお客様獲得が期待できます。少なからず、キャッシュレス決済がないと言う理由で取り逃していたお客様獲得に繋がります。

キャッシュレス決済の導入後、注意すべき点はありますか?

スタッフの方への教育、お客様に対する広告は必須です。注意がすべき点としては、決済にかかる手数料です。たとえ0.数%であっても、会計に毎回かかるとなると大きな額になってしまいます。必ず比較検討を行ってください。

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