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美容室の売上や経費に不安を感じていませんか?この記事では、売上計算から経費管理、売上向上の改善策まで、美容室経営のヒントをわかりやすく解説します!
- 売上が足りているのかわからない
- 経費がかさみ、思うように利益が出ない
- 個人サロンの売上目標が見えない
- 新規とリピーターを活かした売上の計算方法
- 美容室経営に必要な経費の管理と削減方法
- スタッフ数に応じた最適な売上目標の立て方
美容室の経営に必要な売上の計算方法


美容室を成功させるためには、売上の計算方法を理解することが欠かせません。客数や単価、経費など、売上に関わる要素をしっかり把握しておくことが、安定経営への第一歩です。
売上の算出方法は客数×単価
美容室の売上は「客数」と「単価」によって決まります。具体的には、1か月に何人のお客様が来店するかと、1人あたりの平均単価を掛け合わせることで売上が算出できます。新規のお客様とリピーターでは、単価や来店頻度が異なるため、それぞれの客層ごとに計算を行うと、より正確な売上予測が可能です。
リピーターのお客様は定期的に来てくれる上に、スタッフとの信頼関係も構築できるので、高単価メニューを注文してもらいやすくなります。
単価について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


運営にかかる経費の種類
美容室の運営には様々な経費がかかります。たとえば、ホットペッパービューティーなどの集客サイトに掲載する広告費は、固定的な支出です。これに加えて、人件費、材料費、消費税、家賃、そして意外と高額になる中でもシャンプーやカラー剤を使う美容室では、水道光熱費が意外に高くなることが多いです。
経費を削減するためには、広告費の見直しや、コスパの良い材料の導入が効果的です。


広告費を削減しながら集客を安定させたい方は、ぜひ一度S&Tにご相談ください。
サロンの人数別目標売上


ヘアサロン経営をするときに必要な売上を解説します。1人あたり80万円~を目指しつつ、サロンの従業員数によって売上目標を立てましょう。
1人で80万円稼げると安心
美容業界において、1人あたりの生産性として目指したい売上は月70万円から100万円です。70万円は場所にもよりますが、安定した経営を行うための最低ラインです。
80万円以上の売上があれば、サロン運営が安定しやすくなります。スタッフと席数が増えると家賃などの固定費用が大きくなるため、1人あたりの売上をしっかり確保することが重要です。スタッフを多く抱えるサロンほど、座席数が増え、家賃の負担も大きくなるため、生産性を高めてリスクを抑える必要があります。
1人美容室:経費を差し引いて最低50万円欲しい
1人サロンや個人事業主として美容室を運営する場合、最低でも月50万円の収益を目指すべきです。これは経費を差し引いた後の金額であり、シェアサロンを借りる場合や、自身で店舗を運営する場合も変わりません。
50万円以上の収益が見込めないならば、経済的な不安定さから考えて、サロンオーナーとして独立するよりも、他のサロンで雇われた方が安心でしょう。
2人なら経費を差し引いて100万円欲しい
夫婦などで美容室を経営する場合、2人で運営するサロンなら、経費を差し引いて月100万円以上の収益を目指すのが理想です。この金額は1人サロンと同じ理由で、経済的安定のために必要な基準です。2人で運営する場合でも、固定経費は1人サロンと大きく変わりませんが、2人分の生活を支えるためには収益を増やす必要があります。
3人以上なら経費を差し引いて150万円欲しい
3人以上で運営する美容室の場合、最低でも150万円の収益を目指しましょう。この規模になると、自分が全てのお客様に施術を行うのではなく、スタッフに施術を任せることが増えるため、組織として利益を生み出す仕組みを構築する必要があります。
スタッフの離職が発生することもあるため、オーナーが施術から手離れできる環境もあわせて作っていきましょう。
美容室の平均的な売上


目標を理解したところで、全国の美容室における売上の平均値を見ていきましょう。平均値は規模やエリアの異なるサロンの合計を割り戻した数値なので、一定の目安程度として認識しておきましょう。
理美容室の全国平均月商:約354万円/月
2022年に行われた厚生労働省の調査では、全国に382,357店の理美容室があり、768,222人の理美容師が稼働しています。統計上、1サロンあたりの平均従業員数は2.01人となっています。
株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、ヘアサロン業界の市場規模は1兆3,543億円。全国的に見た理美容室の月商は、平均で約354万円となります。
理美容師の全国平均月商:約176万円/月
理美容室の平均月商が354万円なので、平均従業員数の2.01人で割ると、理美容師の平均的な月商は、約176万円になります。アシスタントやジュニアスタイリストの場合はもっと月商が少ない場合も多いでしょう。
美容室の売上をアップする4つの方法


売上を上げるための具体的な方法を知りたい方必見です。新規集客、リピーター確保、単価向上、経費削減という4つのポイントを徹底的に解説します。
売上を伸ばす新規集客力強化
美容室の売上を伸ばすためには、新規のお客様を集めることが重要です。特に新規集客ができないサロンは、リピーターだけに依存し、最終的には廃業のリスクが高まります。「今はリピーターで満員だから新規を受け付けない」というのは言い訳です。
満員の場合でも、スタッフを増やしたり、近隣に姉妹店を出店するなどの対策を講じることができます。また、近年ではアプリを活用した集客も効果的です。予約管理アプリや口コミサイトをうまく使うことで、新規のお客様を効率的に集めることが可能です。


売上安定に貢献するリピーターの確保
サロンの売上を安定させるためには、リピーターの確保が欠かせません。新規のお客様を集め続けるだけでは、広告費などのコストがかさみ、利益率が低くなります。
そこで、リピーターを確実に確保し、定期的に来店してもらうことが重要です。リピーターは一度確保すれば、長期的に安定した収益をもたらしてくれるため、リピート施策に力を入れることが経営の安定に直結します。


売上を底上げする単価の向上
単価の向上は、売上と利益を大きく押し上げる要素です。たとえば、カット専門店のように低価格で集客を行うサロンと比較しても、高単価のメニューを提供するサロンは、少ない客数で高い売上を得られます。
シャンプーやトリートメントなどの追加メニューを提案することで、単価を上げる工夫が必要です。また、材料費を見直し、高品質な商材を使用しながらコストを抑えることも、収益改善につながります。


売上を目減りさせる経費の削減
売上を確保するだけでなく、経費を適切に管理することも重要です。まず、広告費を見直しましょう。費用対効果を常に確認し、無駄な広告費を削減することで、経費を減らすことができます。無料の求人媒体なども常にチェックしましょう。
次に、材料費の削減も必要です。美容室では薬剤やシャンプーなどのコストがかさむため、流行を取り入れつつ、コストパフォーマンスの良い材料を選ぶことが重要です。
運転資金について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。


まとめ|必要な売上を理解して経営を安定させよう
美容室経営において、売上の確保と経費管理は不可欠です。売上は「客数×単価」というシンプルな計算式に基づくものの、安定的な収益を得るには、リピーターの確保や新規集客、単価向上、経費削減といった複数の要素を総合的に改善する必要があります。
また、1人や2人での小規模経営と、3人以上のスタッフがいる場合では、求められる売上目標や経営戦略が異なります。最も大切なのは、自分のサロンに最適な方法を見極め、長期的な成長を意識した経営を行うことです。これにより、安定した経営とスタッフ・お客様にとって満足度の高いサロン運営が実現できます。
よくある質問
1日何人のお客様に対応すれば売り上げは安定しますか?
単価にもよりますが、個人事業主(フリーランス)なら最低3万以上を目指しましょう。単価1万なら3人以上、単価7000円なら5人以上です。店舗をお持ちの場合でも、スタイリスト1人に対して1日3万は売り上げてもらわないと、厳しいでしょう。ちなみに、目標は家賃や材料費によって大きく変動します。
美容室の開業にはいくらの資金が必要ですか?
イチから美容室を開く場合は800~1000万円が必要です。保証金だけで500万円かかる立地などもあります。最低限の費用で開業を検討している方は、こちらの記事もご覧ください。


クレジットカードや電子決済を導入するメリットはありますか?
クレジットカードや電子決済を導入することで、お客様の利便性が向上し、特に高単価メニューの利用促進につながります。現金払いのみの場合、支払い手段が限られることで来店をためらうお客様もいるため、幅広い支払い方法を提供することで集客や客単価の向上が期待できます。


広告費はどれくらいが適切ですか?
広告費は、美容室の規模や売上目標によって異なりますが、一般的には月の売上の5〜10%が目安とされています。過剰な広告費をかけると利益率が下がりますが、過度に広告費を節約すると集客力が弱まり、これまた利益を圧迫します。


