新人美容師におすすめなシザーケースの特徴と選び方をサロン店長経験者が徹底解説

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【美容学生向け】新人美容師の基本装備【シザーケース編】

この記事を書いた人

saito 齋藤 FreeST COO
美容師専門採用サービスBeauJobアドバイザー
東京・新宿で店長経験
前職:リクルート

東京の美容学校を卒業後大手美容室を1年で退職。転職を繰り返す中でフリーランス美容師、美容室店長、果ては株式会社リクルートで営業まで経験。転職で人生を楽しく成功したタイプの美容師。

現在は共同創設メンバーとして株式会社FreeSTのCOOを務める傍ら、休日に美容師もやるという仕事が人生的な毎日を過ごしている

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日々の業務で使用するシザーを保管・携帯するためのシザーケースは、機能性だけでなくスタイルも象徴するアイテムと言えるでしょう。

こんなお悩みありませんか?
  • どの素材のシザーケースが良いか分からない
  • 使いやすい装着方法が知りたい
  • どのくらいのシザーを収納できれば良いか迷っている

この記事では、新人美容師や美容学生がシザーケースを選ぶ際に知っておくべき素材の種類や、シザーケースの形状、選び方のポイントを解説します。

この記事を読むとわかること
  • シザーケースの素材別メリットとデメリット
  • 腰巻、肩掛け、シザースタンドなどの装着方法の違い
  • 収納力や使い勝手を考慮したシザーケースの選び方
もくじ

シザーケースの素材は?

シザーケースの素材は?

シザーケースを選ぶ際に最初に考慮すべき点は、その素材です。素材によって耐久性、手入れのしやすさ、見た目、段が大きく異なります。

本革製

本革製のシザーケースは、耐久性と高級感が魅力。天然の革を使用しているため、使い込むほどに独特の風合いが出ます。自身と一緒に年を重ねる感覚も楽しめます。

また、本革は時間とともに体に馴染むため、長時間の使用でも快適さが保たれます。しかし、値段が高めで、本体に重量がある、定期的な手入れが必要という点を理解しておく必要があります。

合成皮革

合成皮革製のシザーケースは、動物の革を使用せずポリウレタンや、塩化ビニールを使って質感をだした素材です。  見た目が本革に似ているため人気があります。

本革に比べて手頃な価格ですが、本革ほどの耐久性やエイジング(経年変化)は期待できません。ひび割れや表面の剥離などの劣化が起こります。

ナイロンなどの布製

布製のシザーケースは、軽量で洗いやすいことが最大の特徴です。様々な色やデザインがあり、お手頃な価格帯で購入可能なため、気軽にファッション感覚で選ぶことができます。

ただし、革製品に比べると耐久性は劣り、使用方法によってはすぐに破れや解れが出るため、定期的に新しいものに変えることを前提として選ぶと良いでしょう。

シザーケースの装着方法はどんな種類があるの?

シザーケースの装着方法はどんな種類があるの?

シザーケースには、肩掛けタイプ、腰巻タイプ、そしてシザースタンドなど、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分の働き方や美容室の環境に最適なものを選ぶことが大切です。

腰巻タイプ

腰巻タイプは、ベルトのように腰に固定して使用します。自身の腰に合わせてベルトの穴が調整できるため簡単に装着できます。このタイプの最大の魅力は、作業中の動きやすさです。

シザーケースが体の中心部に固定されているため、動きやすく、作業効率が良くなります。また、ツールへのアクセスも迅速で、必要な道具をすぐに取り出すことができます。

しかし、腰への負担や、腰回りのサイズに合ったものを選ぶ必要があります。特に緩すぎるものでは無意識に落とさないような姿勢をとってしまうため腰痛の原因となります。

肩掛けタイプ

肩掛けタイプのシザーケースは、名前の通り肩に掛けて使用するタイプです。この種類の最大の利点は、重さが肩に分散されるため、長時間の使用でも疲れにくいという特徴があります。

特に美容師の三大疾病と呼ばれる腰痛対策として、腰への負担を軽減する効果があります。ただし、固定はされないため移動のたびにシザーケースが揺れるほか、シザーケース自体の重さや、中に入れるツールの量によっては、肩への負担が大きくなり肩こりの原因になりえます。

また、腰巻と肩掛けの2WAYタイプがあります。腰巻と肩掛け用にそれぞれベルトとストラップがついており、1つでどちらの装着方法もできるタイプとなっています。

シザースタンドという選択肢も

シザースタンドは、シザーケースの一種ではありますが、持ち運び用ではなく、ワゴン等に設置し、必要なツールを整理して立てておくことができます。

このタイプの利点は、ツールへのアクセスが非常に容易であり、作業効率が大幅に向上する点です。また、常に思いシザーケースを身に着ける必要がないため、肩こりや腰痛予防に最適なアイテムです。

しかし、外出時や出張時には不向きであるため、持ち運び用のシザーケースも併用する必要があります。また、サロンにシザースタンドを置くスペースがあるのかなど、確認しなければならない点も多いアイテムとなっています。

シザーケースの選び方

シザーケースの選び方

シザーケースを選ぶ際には、デザインのおしゃれさだけでなく、機能性や使い勝手も重要なポイントとなります。

収納できるもの

シザーケースに収納する主なものは、当然シザーです。注目すべきポイントは、何本のシザーが収納できるかです。多くの美容師は「ベース」「セニング」「ドライ」の3本+予備1本の計4本を持っていることが多いです。

刈り上げ用のシザーやセニングの割合を変える場合など、必要になる本数はサロンや人によって変わります。まずは何本収納できるものを買うべきか、先輩に聞いてみるのがおすすめです。

また、シザーのサイズや形状によっては、一部のシザーケースに収まらない場合もあるため、収納したいツールのサイズとシザーケースの寸法をしっかりと確認することが重要です。

その他にもコーム、ダッカールなど、日々の作業に必要な様々なツールを収納するスペースがあるかどうかを確認しましょう。

装着の仕方

肩掛けタイプ、腰巻タイプ、またはシザースタンドなど、使用するシチュエーションや自分の好みに合った装着方法を選択することが大切です。

日々の作業での動きやすさ、取り出しやすさを考慮し、自分にとって最も使いやすいタイプを選びましょう。また、自身の体格、体調に合わせる必要があります。

なで肩の場合、肩掛けタイプでは安定しない可能性があります。腰痛がある場合は、腰巻タイプは腰に負担がかかる恐れもあります。おすすめは肩掛けと腰巻の2WAYタイプです。

素材

シザーケースの素材は、本革製、合成皮革、ナイロン製など様々です。それぞれの素材にはメリットとデメリットがあり、耐久性、メンテナンスのしやすさ、重さ、価格などが異なります。

使用環境や自分のライフスタイルに合った素材を選ぶことが重要です。長く使いたい場合は革製を、定期的に新しいものに変えていきたい場合は布製がおすすめです。

手入れの方法

美容師のツールは清潔に保つことが非常に重要です。そのため、シザーケースを選ぶ際には、定期的なメンテナンスや清掃がしやすいかどうかもポイントとなります。

素材によっては水で洗えるものもあれば、特別な手入れが必要なものもありますので、手入れのしやすさを確認しましょう。

特に、シザーケースは底部分にカットした髪が溜まり、衛生的にも収納面でも悪影響です。底が開くもの、全面を開けるものなど、掃除が簡単にできるものがおすすめです。

見た目

シザーケースは、美容師の個性やセンスを表現するアイテムのひとつでもあります。デザインや色、形状など、自分のスタイルに合った見た目を選ぶことで、仕事へのモチベーションアップにもつながります。

洋服やバッグのようにその日の気分に合わせて変更するものではないため、様々なスタイルに合うカラーやデザインのものを選びましょう。

また、「ほかの人と絶対被りたくない!」という方にはオーダーメイドがおすすめです。中には、ハンドメイドが趣味で、自身でシザーケースを作成した美容師の方もいらっしゃいます。

まとめ

シザーケースの選択は、素材感から収納の機能性、身に着けるスタイルに至るまで、選択肢は多岐に渡ります。

自分の働き方、好み、サロンの環境に合ったシザーケースを選ぶことは、日々の作業を効率化し、さらには仕事へのモチベーションを高めることに直結します。

この記事が、新人美容師の皆さんが自分に合ったシザーケースを見つける手助けとなり、美容師としての充実したキャリアを築く第一歩になれば幸いです。

よくある質問

シザーケースはどれくらいの頻度で交換するべきですか?

シザーケースの素材や耐久性、使用状況によります。ただし、明らかな損傷や機能性の低下が見られる場合は、早めの交換を検討してください。作業効率やお客様からのイメージに悪影響が及びます。

シザーケースで収納できるはさみの数はどれくらいですか?

シザーケースによって異なりますが、一般的には3~5本のはさみを収納できるモデルが多いです。大容量タイプでは7本以上収納可能なものもあります。なお、当たり前ですが入れすぎると重くなってしまいます。

シザーケースのメンテナンス方法は?

素材に応じたメンテナンスが必要です。本革製は定期的に革用クリーナーで清掃し、ナイロン製や合成皮革は湿布で拭くだけで十分な場合が多いです。いずれの素材も、定期的な清掃と乾燥が重要です。

シザーケース選びで最も重要なポイントは何ですか?

個人の働き方や好みに適したデザインと機能性を兼ね備えたモデルを選ぶことが最も重要です。また、収納するツールの種類や量に応じたサイズ選びも重要なポイントです。

シザーケースの価格帯はどのくらいですか?

シザーケースの価格は、素材やブランド、機能性によって大きく異なりますが、一般的には数千円から数万円の範囲内で幅広く選ぶことができます。予算に応じて、長期間使用できる耐久性の高いものを選ぶことをおすすめします。

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