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自店の強みや立ち位置を理解し、効果的な戦略を立てる方法に悩んでいませんか?この記事では、サロンの立ち位置を把握するための3つの分析方法を紹介します。
- 自店の特色がわからない
- ターゲット層が曖昧
- 効果的なマーケティング方法がわからない
美容室経営をする際は、まず自サロンの立ち位置を理解することで、自店の強みを活かし、お客様に愛されるサロンを目指せます。
- 自店の立ち位置を理解する重要性
- 3つの分析方法の具体的な手順
- 分析結果を活かした戦略の立て方
サロンの立ち位置とは


自店の特色を際立たせ、お客様に愛されるサロンを作るため、最初にサロンの立ち位置を理解しましょう。立ち位置とは、お客様から見たサロンの印象です。
サロンのコンセプトは?
サロンの立ち位置を把握するためには、まずコンセプトを明確にする必要があります。コンセプトは、サロンの独自性や強みを押し出す基本的な考え方です。
たとえば、髪質に配慮したオーガニック製品を使用するサロン、最先端のヘアスタイルを提供するトレンドサロン、リラックスできる癒し空間を提供する癒し系サロンなど、さまざまなコンセプトが考えられます。
サロンのコンセプトは、提供するサービスの質や種類、内装や雰囲気、さらにはスタッフのスキルや接客方法にも影響を与え、お客様がサロンを選ぶ際の重要な判断基準となります。


サロンの価格帯は?
サロンの価格帯の設定も立ち位置を理解する上で欠かせません。価格帯は、お客様がサロンに対して持つ期待値やイメージを大きく左右します。
たとえば高単価のサロンは高品質なサービスや特別な体験を提供することが期待され、低単価のサロンは手軽に利用できる点やコストパフォーマンスの良さが求められます。
価格帯は、サロンの目指す市場セグメントや客層を反映し、サロンのブランドイメージを形成する重要な要素です。セグメントについてはSTP分析で詳しく掘り下げます。
サロンの客層は?
サロンの立ち位置を定める上で、ターゲットとする客層を明確にする必要があります。客層は年齢、性別、職業、趣味、ライフスタイルなど多岐にわたり、サロンが提供するサービスや雰囲気を左右します。
たとえば若い女性をターゲットにする場合、流行のヘアスタイルやカラーを重視することが考えられます。また、ビジネスマンを主な顧客層とするサロンは、清潔感のあるシンプルなスタイルや、時間を有効に使える迅速なサービスが求められるでしょう。
客層を明確にすることで、サロンのサービス提供方法やマーケティング戦略を効果的に計画することができます。客層を考えるときにはペルソナを設定しましょう。
ターゲットにするお客様の具体的なイメージ。
ポイントは可能な限り具体的な人物像を作ること。
ペルソナを設定することで施策に一貫性が生まれる。
例)
- 25歳女性
- 居住地:蒲田
- 勤務先:五反田の保険代理店のOLさん
- 趣味:カフェ巡り、ランチ
- 髪が細く、傷みやすいことが悩み
- 髪の毛に疎いわけではないけど正しいケア方法を模索中
立ち位置が分かると何が良いの?


自店の立ち位置を理解することの重要性とメリットを深掘りします。目指すべき方向性、競合との差別化、そして最適な集客層の特定方法を探ります。
サロンが目指す先が分かる
サロンの立ち位置が明確になると、サロンが目指すべき方向性が具体的に定まります。コンセプト、価格帯、客層を理解することで、サービスの質やスタイル、内装、広告戦略など、あらゆる側面での意思決定に一貫性を持たせられます。
たとえば、若い客層に向けたトレンドサロンは、最新の美容技術の導入やSNSを活用したマーケティングに力を入れましょう。一方で大人の女性をターゲットにしたラグジュアリーサロンでは、高品質なサービス提供や落ち着いた空間作りが重要になります。
明確な方向性は、サロンの成長と発展を促進します。
サロンが戦うべき競合が分かる
立ち位置を理解することで、サロンの競合となる他のサロンが明確になります。競合を分析するためには、競合がどこなのか、どのような視点で競合とするのかを理解しなければなりません。
競合分析を行うことで、自サロンが優れている点や改善が必要な点を把握できます。差別化戦略を立てやすくなり、競合に打ち勝つための具体的な方策を講じることが可能になります。
たとえば、同じエリアにある競合サロンが提供していないサービスや、特別な施術体験を提供することで、新たな客層の獲得や既存客の満足度向上を図れます。
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サロンが集客すべき客層が分かる
立ち位置を明確にすると、集客すべき具体的な客層がわかります。サロンがターゲットとする客層に合わせたプロモーションやサービスの提供が可能になり、効果的な集客戦略を展開できます。
たとえば、若い女性をターゲットにする場合、SNSやインフルエンサーを活用したデジタルマーケティングが効果的です。また、ビジネスマンをターゲットにする場合は、アクセスの良い立地や短時間で施術が完了するサービスが重要になります。
一方で自サロンが集客すべき対象が明確でない限り、広告出稿に費用をかけても、対象の方に届かなくなってしまいます。
ターゲットを選定する際には「ペルソナ」という考え方が有効です。ターゲットに合わせた集客方法を取ることで、効率的かつ効果的にお客様を増やすことが可能です。
ターゲットにするお客様の具体的なイメージ。
ポイントは可能な限り具体的な人物像を作ること。
ペルソナを設定することで施策に一貫性が生まれる。
例)
- 25歳女性
- 居住地:蒲田
- 勤務先:五反田の保険代理店のOLさん
- 趣味:カフェ巡り、ランチ
- 髪が細く、傷みやすいことが悩み
- 髪の毛に疎いわけではないけど正しいケア方法を模索中
美容室が使うべき3つの分析方法
3C分析


お客様のニーズ理解から競合との差別化、自社の強みの発見まで、3C分析で美容室の競争力を高める方法を解説します。
Customer(お客様)
Customer、すなわちお客様に関する分析は、集客において極めて重要です。お客様は何を求めているのか、お客様はどのくらいの金額で施術を受けているのか、お客様は何を基準にサロンを選んでいるのかなど、お客様の特性を理解することで、サービスの質を向上させ、満足度を高めることができます。
年齢層、性別、職業、趣味、美容に対する関心度など、多角的にお客様のプロフィールを分析します。この情報を基に、ターゲットに合った施術メニューの開発や、お客様に響くマーケティング戦略を立てることができます。ターゲットはペルソナにまで落とし込むといいでしょう。
ターゲットにするお客様の具体的なイメージ。
ポイントは可能な限り具体的な人物像を作ること。
ペルソナを設定することで施策に一貫性が生まれる。
例)
- 25歳女性
- 居住地:蒲田
- 勤務先:五反田の保険代理店のOLさん
- 趣味:カフェ巡り、ランチ
- 髪が細く、傷みやすいことが悩み
- 髪の毛に疎いわけではないけど正しいケア方法を模索中
Competitor(競合他社)
Competitor、つまり競合他社の分析です。競合の強み、弱み、施術メニュー、価格設定、店舗デザイン、マーケティング戦略などを徹底的に調査し、自店舗との比較を行います。
競合分析によって、自サロン独自の価値提案を明確にし、市場での差別化を図ることが可能です。たとえば、周辺の美容室が行っていない独自のサービスを提供することで、新たなお客様層を獲得できるかもしれません。
Company(自社)
Company、すなわち自社分析は、サロンが持つ内部資源と能力を深く理解することです。自サロンの強み、弱み、特色、人材、技術力、設備、財務状況などを評価します。
自社分析を行うことで、サロンが持つ独自の競争優位を見極め、それを活かした戦略を立てることができます。例えば、特定の技術や施術に特化している場合、それを強みとして前面に出すことで、他店との差別化を図ることが可能です
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STP分析


市場を細分化し、最適な客層を特定、そして魅力的なポジショニングを確立するSTP分析の重要性を探ります。
Segmentation(市場の細分化)
Segmentation(セグメント)とは市場の細分化のことを指します。広い市場を特定の基準で細分化し、ターゲットとする客層を明確にすることで、年齢、性別、所得、ライフスタイルなどさまざまな基準に基づき、市場を細かく区分できます。
- 地理的変数
-
都市や地域、気候などの地理的要因を基に区分したもの
- 属性的変数
-
年齢や性別、職業、家族構成など基本情報を基に区分したもの
- 心理的変数
-
価値観や趣味、ライフスタイル、理想の姿などの心理的要因を基に区分したもの
- 行動的変数
-
利用頻度や利用状況、利用方法などの行動を基に区分したもの
Targeting(ターゲット選定)
Targeting、すなわちターゲット選定は、セグメンテーションで特定した市場の中から、最も効果的にアプローチするセグメントを選定することです。全てのセグメントに対応するのではなく、サロンの強みや資源を考慮して最も適したセグメントを選びましょう。
- セグメントの規模
-
セグメントに魅力があったとしても、規模が小さく成長が見込めない場合、サロンの成長も同様に見込めないため注意が必要です。
- セグメント内の競合性
-
セグメントの規模が大きく成長性があったとしても、すでに大きなシェア率を持った競合がいる場合、競合と戦わなければなりません。勝算が無い限り、競合の少ないブルーオーシャン戦略をとるべきでしょう。
- 自サロンとのマッチング
-
規模が大きくブルーオーシャンであったとしても、自サロンと合わない場合、セグメント内での集客が非常に難しくなります。またセグメントに合わせる方法もありますが、新規開店でない限り非常に大きな労力とコストがかかります。
Positioning(市場における立ち位置)
Positioning、つまりポジショニングは、選定したターゲット市場において、サロンがどのような位置づけを目指すかを定義することです。競合との差別化を図り、サロンの特色や価値を明確に伝えられるようにしましょう。


注意点として、位置づけの基準は、お客様がサロンを選ぶ基準になっていなければなりません。また、位置づける場所もお客様の目線でおかなければなりません。
4P分析


製品、価格、場所、販促の4P分析で、美容室の集客力を最大化する方法を詳しく解説します。
Product(製品・サービス)
Product、すなわち製品戦略は、お客様に提供するサービスや製品の質と種類です。サロンにおいては、カット、カラーリング、パーマなどの基本サービスに加え、独自のトリートメントやスペシャルケアなど、他店と差別化できるサービスの提供が重要です。
使用する製品の選定も顧客満足度に大きく影響します。オーガニック製品や高品質なヘアケア商品の導入は、サービスの価値を高める要素となります。
Price(価格)
Price、つまり価格戦略は、サービスや製品の価格設定に関わる分析です。価格の設定は、集客力や売上に直結します。価格はターゲット市場の購買力や競合の価格設定、使用する薬剤の原価と人件費を考慮に入れて決定しましょう。
高価格帯でプレミアムなサービスを提供する戦略や、リーズナブルな価格で広範囲の顧客層を獲得する戦略など、サロンのポジショニングに合わせた価格設定が求められます。
Place(場所)
Place、すなわち場所戦略は、サロンの立地やアクセスの良さを意味します。立地は集客に直接影響し、交通の便利さ、周辺の人通りの多さ、近隣の商業施設や住宅地との関連性などが重要です。自サロンがどのような場所にあるのかを分析し、場所に適したマーケティング戦略を打ち出しましょう。
また、オンラインでの予約システムやホームページの充実も、アクセスのしやすさを高める要素となります。
Promotion(販促手法)
Promotion、すなわち販促手法は、サロンのマーケティング活動と認知に関わるものです。お客様に認知されていなければ、絶対に来店されません。効果的な広告、SNSでの情報発信、口コミの促進、地域イベントへの参加など、多様な方法でサロンを宣伝しましょう。
オンラインマーケティングの活用は特に重要で、InstagramやFacebookでのビジュアルコンテンツの共有や、GoogleマイビジネスでのMEO対策、ホットペッパービューティーなどの予約サイトでの露出などが効果的です。
この記事では、サロンの立ち位置を理解し、その上で成功に導く方法について探求しました。サロンのコンセプト、価格帯、客層の定義からSTP分析に至るまで、各要素はサロン経営における深い洞察と具体的なアクションプランを提供します。
重要なのは、これらの分析を通じて自店の独自性を発見し、それを市場内での強みとして活かすことです。また、競合との差別化を図ることで、お客様に対して唯一無二の価値を提供できるようになります。
立ち位置の分析には、単にサロンの位置づけを知ること以上の意味を持ちます。サロンが提供する価値を高め、お客様に最高の体験を提供するための根本的な手段です。
最終的に、自店の真の魅力を理解し、それを市場に適切に訴求することが、持続可能な成長と成功への道となるでしょう。
よくある質問
サロンのコンセプトを決める際、最も重要な要素は何ですか?
サロンのコンセプトを決める際、最も重要なのはターゲットとする客層のニーズと期待に合致することです。お客様が求めるサービスや体験を理解し、それに応じてユニークなコンセプトを開発することが成功の鍵となります。
価格帯を設定する際の主な考慮事項は何ですか?
価格帯設定の際は、サービスの品質、コスト構造、ターゲット客層の購買力、競合他社の価格設定を考慮する必要があります。価格がサロンのイメージやお客様満足度に与える影響を理解し、適切な価格戦略を策定することが重要です。
サロンの客層分析において、どのようなデータを収集すべきですか?
客層の分析には、年齢、性別、職業、収入レベル、美容に対する支出傾向、ライフスタイル、趣味・嗜好などのデータが必要です。これらの情報は、アンケートや予約データ、SNSの分析などから収集できます。
STP分析の結果をどのように実際の経営戦略に活かすべきですか?
STP分析の結果を活用するには、選定したターゲット市場に合わせたサービス開発、価格設定、プロモーション活動の計画を行う必要があります。また、競合との差別化を明確にし、独自のブランドポジショニングを強化する戦略が効果的です。
サロンの立ち位置が他と競合してしまう場合、どのように差別化すれば良いですか?
競合との差別化を図るためには、サロン独自の強みや特色を強化することが重要です。特別な技術、独自のサービス体験、お客様に対する細やかな配慮など、他のサロンとは異なる要素を提供し、お客様に新たな価値を提供することが効果的です。


